農業が少しブレイクしていると思いませんか?
週刊 ダイヤモンド 2009年 2/28号 [雑誌]
ではすでに農業生産法人などでの成功事例が出てきているようです。
月刊理念と経営2009年3月号では農業を事業としてやられている企業が紹介されていました。
さらに、農業関連のセミナー、教室、相談会は「結構いっぱいになっている」らしいです。
ほうれん草、ニンニク、イチゴの生産現場を見てきました。
まず、ニンニク。
健康食品関連企業が全委託する農業生産法人です。
設備、仕組み、ネットワーキング、管理など、どれも近代的な手法がとられており、かなり質の良い土地で質の良いニンニクの生産に成功されているようです。
とても親切に対応していただきました。
通常、購入すると数十万円かかるトラクター器具を、数千円で自作し生産性を上げているようです。
これにより、収穫作業が3分の1になるそうです。
リタイアしたら農業でもしながらゆっくりと。。。
と、お考えの方は是非、ご一報ください。
農地付きの格安中古物件のご紹介をできる業者さんをご紹介します。
(これは良いビジネスになりますね)
そして、イチゴハウス。
すごく、甘くておいしい取れたての苺をこっそりいただきました。
(※オーナーには事後報告しました^^)
こんな苺ハウスが格安で売りに出ていたそうです。
それを31歳の若者が購入し、現在、生産して販売しているようです。
これらの生産、販売などの現場を見て、前述した雑誌の記事を鑑みると、農業の問題点が浮き彫りになります。
1)専門家、若手の農業従事者が不足している。
2)販売やマーケティング志向がないと農業はやっていけない。
今後、1の問題は、現在の労働市場再構築で解決される問題かもしれません。
ニーズが高くなれば、農業教育の新しい市場が立ち上がりますので、これは時間の問題だと勝手に思っています。
2に関してはなかなか難しい問題です。
雑誌で紹介されている農業法人は30台の経営者(都市圏企業のOBであることが多い)が通常のルート(N協、市場など)ではなく、企業(飲食店、地元スーパー、食品加工会社)や個人に販売している。
つまり販売ルートを開拓すると収益が大きく変わるのです。
販売・マーケティング志向を農家の方に持てといってもなかなか難しいものがあります。
ですから、商人に近い方がこれを支援するのがもっとも得策のように思うのですが、すんなりと行かないケースもあるようです。
いかんせん、日本はカロリーベースで40%程度の自給率ですので、何らかの処置をすべきように感じます。
皆さん、いかがでしょうか?