今日は、研修を受講していましたが、修了後、お客様にホテルまで来ていただき、ホームページのリニューアルに関して打合せを行いました。
担当役員の方と若きWEB担当者のAさんとお二人で見えられました。
そこでAさんとわたしの会話。
Aさん:ホームページのリニューアルをしようと思いまして、業者さん5社から提案をもらいました。
確認してもらえますか?
わたし:はい。では、リニューアルの目的を教えてください。そして、不安に感じていることを
おしえてもらえますか?
Aさん:おかげさまでビッグキーワードで検索エンジン上位表示は達成したのですが、現状のページでの
成約数が横ばいなのでてこ入れをしようと思っています。
わたし:ではどのような、てこ入れをしよいと思っていますか?
Aさん:はい。女性をターゲットにしたいので、もっと女性的なページにしようと思います。
女性受けがいいページにしようと思います。
わたし:分かりました。リニューアルってことは、現行のドメイン(URL)を使って内容を入れ替えるのですね?
Aさん:その予定です。
わたし:上位表示しているサイトでテストを行うわけですね?
Aさん:そうです。
わたし:しかし、テストサイトに200万円を超える制作費用がかかりますが、大丈夫ですか?
Aさん:その点が気になるんですよ。あと、その女性向けとかコンセプトがあっているかを
アドバイスしていただけないですか?
わたし:無理です。(碑文谷教授風に)
Aさん:え゙!
わたし:だって分かりませんもん。
Aさん:え゙!@2
わたし:だって分かりませんもん。@2
Aさん:え゙!@3
わたし:だって分かりませんもん@3
わたし:だから、テストしましょう。
Aさん:テスト・・・ですか?
わたし:今のサイトを使ってテストしましょう。
Aさん:テスト・・・ですか?
わたし:テストです。
Aさん:テスト・・・ですか?
わたし:現行のサイトを使ってテストするんですよ。
Aさん:はぁ~?
【数十分後・・・】
Aさん:よっしゃーテストですねー!(楽)
わたし:まずは、テストパターンを作ってください。それと素材も準備してくださいね。
いろんな使い方ができますから。
Aさん:わかりましたー。早速取り掛かります♪
ホームページリニューアルの相談はわたしが受ける質問でTOP5に入るくらい多いです。
ですから、ホームページのリニューアルに関しての注意点を申し上げておこうと思います。
・リニューアル前にどんな仮説を持っていますか?
・リニューアル後の微調整や変更は自由にできますか?
・リニューアルするに当たってどのようなデータを基に業者に見積依頼をしましたか?
・なぜ、サイトの追加ではなくリニューアルなのですか?
このような質問をさせていただきます。
まず、わたしがお勧めするのはリニューアルではなく、サイトの追加です。
現状のホームページはそのまま残すのです。
サイトは大量に持っていたほうが有利ですからね。
次に仮説の基になるデータですね。
つまり、どのようなテストマーケティングを行い、どのような仮説を立てたのか?
ということです。
先日、searchenginestrategies2007
に参加したときに米国のコンサルタントもしきりに言っていましたが、やはりテストマーケティングこそ正解への近道です。
あなたが、頭で考えていることは基本的に間違いです。
すべてはテストマーケティングです。
数百万円をホームページ制作に費やすのであれば、半分を制作、半分を広告に投じ、テストすべきなのです。
WEB担当者はかなり大変ですが、これはかなりのノウハウです。
どこにも売っていませんからね。
ですから、写真、キャッチコピー、セールスレター、キャプションなど、オールテストです。
今は、優れたツールも多く出されていますし、GoogleアドワーズはA/Bスプリットランができるツールも用意されています。
そうして出た結果や仮説に基づいて200万円のサイトを制作するのです。
こっちのほうが、確実な費用対効果が得られます。
皆さんもぜひ、ご一考ください。