「お知らせ」カテゴリーアーカイブ

2026-10-05 今週の動向メモ|補助金の対象ツール拡大

2026-10-05 今週の動向メモ|補助金の対象ツール拡大

毎週の情報整理メモです。

この1週間(9月28日〜10月4日)で、中小企業の経営に実際に効く動きは多くなかった。ただし、期限と金額に直結するものが1件ある。そこから順に並べる。

1. 補助金:次の締切は10月30日。対象ツールも増えた

何が変わったか

「デジタル化・AI導入補助金2026」(旧IT導入補助金)の次回締切は、2026年10月30日(金)17:00である。交付決定は12月10日(木)予定、事業の実施期間は交付決定後から2027年5月31日(月)17:00までの予定となっている。

あわせて9月30日、ゾーホージャパンが「Zoho Mail」(プレミアムプラン)「Zoho Connect」(アルティメットプラン)「Zoho People」(プレミアムプラン)の3製品を、同補助金の通常枠の対象ツールとして登録したと発表した。

補助の条件は次のとおりである。

  • 補助率はクラウド利用料の2分の1以内。所定の賃金要件を満たす場合は3分の2以内
  • 対象は最大2年分
  • 補助額は導入する業務プロセス数で決まる。1プロセス以上で5万円以上150万円未満、4プロセス以上で150万円以上450万円以下
  • 年間契約プランのみが対象
  • Zoho Mailは単体では申請できない。他の対象ツールとの組み合わせが必要

そしてもっとも事故が起きやすい一点。交付決定前に契約・発注・支払いを行った場合、補助の対象にならない。「先に導入して、後から申請する」は通らない。

なぜ重要か

10月30日まで、実質3週間強しかない。しかも発注は交付決定(12月10日予定)を待つ必要があるため、「年内に導入して年明けから使い始める」という段取りを今から組まないと、1月以降の予算に流れてしまう。

もう一つ。10月1日から最低賃金が改定された。賃上げを予定している会社なら、補助率が2分の1ではなく3分の2になる可能性がある。自己負担が3分の1で済むかどうかは、提案の通りやすさを大きく変える。賃金要件の詳細は公募要領で確認が必要だ。

なお、4次締切分の交付決定日は10月7日とする情報があるが、事務局の公式スケジュールページには確定した公募回のみが掲載されており、この日付は確認できなかった(二次情報。未確認)。

打ち手

  1. 既存の顧客・取引先のうち、年間契約のクラウドを使っていて、かつ賃上げの予定がある会社を書き出す
  2. その会社に「10月30日締切」「発注は交付決定後」の2点だけ先に伝える。制度の説明は後でよい
  3. 見積と申請書類の着手日を、今週のうちにカレンダーに入れる

補助金の締切・金額・要件は変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認ください。公式スケジュール:https://it-shien.smrj.go.jp/schedule/

2. Googleのスパム対策が進行中。順位が動いた心当たりがあるなら、今が見るとき

何が変わったか

Googleは9月24日に「September 2026 spam update」の展開を開始した。全世界・全言語が対象で、完了までに最大2週間かかるとしている。10月5日時点で、Google公式のランキング更新履歴に完了の記載はない。まだ動いている最中とみられる。

なぜ重要か

スパムアップデートは、コアアップデートと違って「検索の評価軸が変わる」ものではない。Googleのスパムに関する方針に反する手法を取っているサイトを下げるものである。

問題は、自社で心当たりがなくても影響を受ける場合があることだ。たとえば過去に業者に依頼した被リンク、大量生成した薄いページ、閉鎖したサイトから引き継いだドメイン。こうした「昔の施策」が残っていると、ここで出てくる。

打ち手

9月24日を境に、自然検索からの流入が落ちていないかを見る。落ちていた場合、まず疑うのは順位計測ツールではなくSearch Consoleの実データである。そして原因を探す前に、いま出している広告や問い合わせ経路が止まっていないかを確認する。検索が落ちているときに広告まで止まっていると、売上への打撃が二重になる。

3. 「AIに引用されること」が、広告商品として売られ始めた

何が変わったか

9月29日、朝日新聞社が生成AI検索時代に向けた新しい広告メニュー「AIO/GEOタイアップ」の提供を開始した。asahi.comで記事を配信し、記事公開の前後でAIによる言及・引用がどう変わったかをレポートするというものだ。

なぜ重要か

これまで検索対策の目標は「順位」だった。それが「AIの回答のなかで名前が出るか」に移りつつある。その変化が、大手メディアの正式な商品として値付けされた。流れが本物になりつつある証拠である。

ただし冷静に見ておきたい。これは広告枠の販売であって、検索の仕様変更ではない。中小企業がこの枠を買えるかというと、現実的には難しい会社が多いだろう。

打ち手

枠を買う話ではなく、無料でできることから手を付けるのが先である。

  • 社名・サービス名の表記を、サイト・SNS・名刺・請求書まで全部そろえる。「株式会社○○」「○○(カタカナ)」が混在していると、AIは同じ会社だと判断しづらい
  • 自社でしか出せない数字(施工実績、対応件数、価格の実例)を、1ページにまとめて公開する
  • 他社の記事の要約ではなく、自社で測った一次情報を書く

地味だが、これは順位対策とAI対策の両方に効く。

4. CRM市場:中小企業向けに、また一社入ってきた

何が変わったか

9月28日、Consilegy合同会社が中小企業向けCRM「Revenue CRM」の正式提供を開始した。価格は月額3,000円/アカウント(税抜)から。名刺を撮れば連絡先ができる、商談を自動で文字起こしして要点と次のアクションを抜き出す、議事録からタスクを作る、といったAI機能を備える。175本の自動化ワークフローと業種別の初期設定が済んだ状態で提供されるという。

なぜ重要か

注目すべきは価格ではない。訴求の軸である。この製品は「CRMのための仕事を減らす」と言っている。入力・設定・運用そのものを敵に置いた。

CRMが使われなくなる理由は、機能が足りないからではない。入力が面倒で、設定が終わらず、現場が触らないからだ。そこを正面から突いてきた会社が出てきたということは、「多機能・低価格」だけでは選ばれなくなるという意味でもある。

打ち手

すでにCRMを入れている会社は、今月の入力率を見てほしい。営業担当が週に何件登録しているか。ゼロに近いなら、ツールを替える前に入力の手間を削る設定から見直すほうが早い。導入を検討中なら、比較表の機能数ではなく「初期設定が済んだ状態で渡してもらえるか」を聞くべきである。

5. 今週は大きな動きがなかったもの

正直に書いておく。Salesforce、HubSpot、kintone、SATORIといった主要なCRM・MAについて、この1週間で経営判断に関わる発表は確認できなかった。価格改定も仕様変更の告知も見当たらない。

Google広告・Meta広告についても同様で、中小企業の運用に直接影響する公式の告知はこの期間には出ていない。


今週やるなら、この3つ

  1. 補助金の候補を書き出す。年間契約のクラウドを使っていて賃上げ予定のある会社を、今週のうちにリスト化する。10月30日17:00締切。発注は交付決定後(12月10日予定)であることを先に伝える
  2. 9月24日以降の自然検索流入を確認する。Search Consoleで、スパムアップデート開始日の前後を比べる。落ちていれば原因を探すより先に、問い合わせ経路が生きているかを見る
  3. 社名・サービス名の表記をそろえる。サイト、SNS、名刺、見積書。費用はかからないが、AIに拾われるかどうかに効く

1と2は期限がある。3は期限がないので、1と2が終わってからでよい。期限のあるほうから手を付ける。これが一番間違いにくい順番である。


出典:

中小企業基盤整備機構「デジタル化・AI導入補助金2026 事業スケジュール」
https://it-shien.smrj.go.jp/schedule/

ゾーホージャパン「『Zoho Mail』『Zoho Connect』『Zoho People』が『デジタル化・AI導入補助金2026』の対象ツールに登録」(2026年9月30日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000140.000101685.html

Google「Google Search ranking updates」(September 2026 spam update・2026年9月24日開始)
https://status.search.google.com/products/rGHU1u87FJnkP6W2GwMi/history

GameBusiness.jp「朝日新聞社、生成AI検索時代の新広告メニュー『AIO/GEOタイアップ』を提供開始」(2026年9月29日)
https://www.gamebusiness.jp/article/2026/09/29/28161.html

Consilegy合同会社「中小企業向けCRM『Revenue CRM』正式提供開始」(2026年9月28日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000191457.html

厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」(2026年10月1日以降順次発効)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/

2026-09-28 今週の動向メモ|AI導入補助金が明日締切

2026-09-28 今週の動向メモ|AI導入補助金が明日締切

毎週の情報整理メモです。

2026年9月22日から28日までの1週間で、中小企業の経営に実際に効きそうな動きをまとめた。今週は、補助金の締切が続けてやってくる週である。情報の性質上、金額と期日が絡むものから先に書く。

1.期限が近い補助金

デジタル化・AI導入補助金2026(旧・IT導入補助金)の1次締切は9月29日17時

何が変わったか。これまで「IT導入補助金」と呼ばれていた制度が、2026年度から「デジタル化・AI導入補助金2026」という名前に変わっている。その1次締切が、2026年9月29日(火)17時に設定されている。対象は通常枠、インボイス枠(インボイス対応類型・電子取引類型)、セキュリティ対策推進枠。交付決定は11月9日(月)の予定とされている。複数者連携の枠だけは締切が別で、10月30日(金)17時である。

なぜ重要か。17時を1分でも過ぎると、申請用のページから提出そのものができなくなる。事務局も「締切日当日の17:00をもって申請・提出等が行えなくなります」と明記している。つまり、当日の夕方に慌てても間に合わない。しかも2次締切以降の日程は、現時点で公表されていない。今回を逃すと、次にいつ出せるのかが読めない状態になる。

打ち手。申請の準備を進めている会社は、今日中に書類とIT導入支援事業者との確認を終わらせること。逆に、まだ何も手をつけていない状態から明日までに仕上げるのは現実的ではない。無理に出しても通らない。その場合は2次締切の発表を待つと割り切り、その間にGビズIDプライムのアカウントだけ先に用意しておくほうが得策である。締切・金額・要件は変更されることがあるため、必ず公式サイトで確認してほしい(事業スケジュール|デジタル化・AI導入補助金2026)。

省力化投資補助金(一般型)第8回は10月16日17時

何が変わったか。中小企業省力化投資補助金の一般型・第8回について、応募申請の受付が9月18日(金)10時に始まった。申請締切は2026年10月16日(金)17時である。採択の発表は2027年2月上旬が予定されている。公募要領そのものは8月18日に中小企業庁から公開されている。

なぜ重要か。人手が足りない現場に機械や仕組みを入れて省力化するための制度で、補助の規模が大きい。ただし申請には「GビズIDプライム」のアカウントが要る。これは申し込んでから使えるようになるまで日数がかかるもので、中小企業庁も事前の手続きを勧めている。締切の直前に思い立っても、アカウントが間に合わずに終わる、という失敗が起きやすい。

打ち手。検討する可能性が少しでもあるなら、中身が固まっていなくてもGビズIDプライムの取得だけは今週中に動かす。取得に費用はかからない。設備や仕組みの内容を詰めるのは、そのあとで間に合う(中小企業省力化投資補助金 公式サイト/第8回公募要領の公開について|中小企業庁)。

そのほか、日程が決まっているもの

  • 小規模事業者持続化補助金〈一般型・通常枠〉第20回:申請締切は2026年12月15日(火)17時の予定。ただし電子申請のシステムは現在準備中とされている(公式サイト)。
  • 小規模事業者持続化補助金〈災害支援枠〉:9月16日から10月16日まで申請受付(中小企業庁)。
  • 事業承継・M&A補助金(十六次公募):10月2日から11月6日までの公募予定(中小企業庁)。

いずれも締切・金額・要件は変更されることがあるため、判断の前に公式サイトで確認していただきたい。

2.検索まわりの変化

グーグルが「スパムアップデート」を9月24日から実施中

何が変わったか。グーグルが9月24日に「September 2026 spam update」の実斴を発表した。対象は全世界・すべての言語で、完了までに最大2週間かかるとされている。グーグル自身の障害・更新情報ページに記載があり、今も進行中である。2026年に入ってから4回目のスパム対策の更新になる。

なぜ重要か。この種の更新が走っている間は、検索の順位が上下に揺れる。中身の薄いページを量産しているサイトが下がるのが本来の狙いだが、まっとうに運営しているサイトが巻き込まれて一時的に下がることもある。自社サイトからの問い合わせが主な集客経路になっている会社では、ここ2週間の数字がいつもと違って見える可能性が高い。

打ち手。慌てて何かを直さないこと。まずは9月24日を境に、問い合わせ数と検索経由の訪問数がどう動いたかを記録しておく。ロールアウトが終わるまでは評価が定まらないため、判断は完了後でよい。ここで焦ってページを大量に書き換えると、何が効いたのか分からなくなる(Google 検索ステータス ダッシュボード)。

サーチコンソールに「画像から探された数」が見えるようになった

何が変わったか。同じく9月24日、グーグルは検索の管理ツール「サーチコンソール」の成果レポートに、マルチモーダル(画像を使った検索)という区分を追加したと発表した。写真を撮って調べる、画面を囲んで調べる、画像を読み込ませて調べる、といった経路からの数字を切り分けて見られるようになる。

なぜ重要か。商品や店舗の写真から探される流れが、どれくらいあるのかを数字で確認できるようになった、ということである。飲食・小売・製造など、見た目で選ばれる商材を扱う会社ほど関係が深い。なお、この区分では検索されたキーワードやクリック数までは出ず、表示された回数などに限られると報じられている(二次情報。未確認)。

打ち手。すぐ売上が変わる話ではない。まずは自社の数字を一度見て、画像からの流入が無視できない規模かどうかだけ確かめる。もし多いようなら、商品写真の質と、写真に添える説明文の整備が次の投資先になる。ゼロに近いなら、今は気にしなくてよい(Google 検索セントラル ブログ(2026年9月24日))。

3.Zohoまわり

何が変わったか。国内最大のZohoイベント「Zoholics Japan 2026」が9月25日(金)に東京で開かれた。テーマはAIを使った業務改善で、Zoho CRMなどの製品別・用途別の講演が組まれていた。また9月24日には、Zoho CRMの変更履歴の機能が更新され、これまで記録されていなかった「サブフォーム」内の変更まで履歴をたどれるようになった。

なぜ重要か。後者は地味だが、複数人で顧客情報を触っている会社にとっては効く改善である。誰がいつ何を書き換えたのかを追えないと、データの信頼性が落ち、結局は誰も見なくなる。

打ち手。特に急ぐ対応はない。なお、イベント当日に新しい製品や価格の発表があったかどうかは、この記事を書いた時点で公式の発表文が確認できなかったため、ここには書かない(Zoho CRM お知らせ)。

4.顧客管理・販促支援のシステム市場

今週は大きな動きなし。主要な提供各社の公式発表を確認したが、この1週間で経営判断に関わるような新機能・価格改定・提供条件の変更は見当たらなかった。無理に書き足すと判断を誤らせるので、ここは「動きなし」として残しておく。

今週やるなら、この3つ

  1. デジタル化・AI導入補助金の申請を今日中に確定させる(明日9月29日17時締切)。準備が整っていないなら、今回は見送ると決めて、代わりにGビズIDプライムの取得に着手する。中途半端な駆け込みが一番よくない。
  2. 省力化投資補助金を検討するなら、GビズIDプライムを今週中に申し込む。締切は10月16日17時。中身より先にアカウントである。これが遅れると、内容が良くても土俵に上がれない。
  3. 9月24日を境に、自社サイトの問い合わせ数と検索からの訪問数を記録し始める。グーグルの更新が進行中で、順位が揺れている。数字を取っておかないと、あとから原因の切り分けができない。

情報源

2026-09-21 今週の動向メモ|補助金の1次締切が迫る

毎週の情報整理メモです。

2026年9月15日から9月21日までの動きのうち、中小企業の経営に実際に効くものだけを整理した。今週は「期限」の話が中心になる。

1.デジタル化・AI導入補助金の1次締切が9月29日(火)17:00

何が変わったか。これまで「IT導入補助金」と呼ばれていた制度は、2026年から「デジタル化・AI導入補助金」に名称が変わっている。事務局が公表している事業スケジュールでは、通常枠・インボイス枠(両類型)・セキュリティ対策推進枠の1次締切は2026年9月29日(火)17:00、交付決定日は2026年11月9日(月)の予定。複数者連携デジタル化・AI導入枠だけは1次締切が2026年10月30日(金)17:00で、交付決定日は2026年12月10日(木)の予定である。事務局は「確定している募集回のスケジュールのみ公表する」としており、2次以降の日程は現時点で出ていない。

なぜ重要か。2次締切がいつになるか、あるいは何回あるかが公表されていない以上、「次でいいか」という判断はできない。さらに今週は、締切に向けて条件が悪くなる材料が3つ重なっている。事務局は9月29日(火)17:00から9月30日(水)10:00までのシステムメンテナンスを告知しており、これは締切時刻とそのまま重なる。9月30日(水)13:00〜14:00にも別のメンテナンスが予定されている。加えて9月16日には「コールセンター混雑のお詫び」が掲載され、電話が非常につながりにくい状態にあることが事務局自身から示されている。つまり、締切当日に手続きで詰まっても、聞く先がなく、画面も止まる可能性がある。

打ち手。申請の目標を締切当日ではなく9月26日(金)に置く。そのうえで今週前半のうちに、次の3点だけ先に潰しておく。

  • gBizIDプライムが取得済みか、代表者の変更などで使えなくなっていないかを確認する
  • SECURITY ACTIONの宣言が済んでいるかを確認する
  • 導入したいツールが、補助対象として登録されているツールかを支援事業者に確認する

この3つはどれも、当日になってから半日で片づく種類のものではない。なお9月16日には、事前着手制度を使ったスマートレジの導入についての案内も掲載されている。店舗を持つ事業者には関係してくる話なので、該当する場合は制度の中身を確認しておきたい。

締切・金額・要件は変更されることがあるため、必ず公式サイトで確認してほしい。
公式:https://it-shien.smrj.go.jp/schedule/

2.省力化投資補助金(一般型)第8回は10月16日(金)17:00締切

何が変わったか。中小企業省力化投資補助金(一般型)の第8回公募の受付が始まっている。締切は2026年10月16日(金)17:00。

なぜ重要か。締切まで4週間を切っている。この制度は事業計画の作成に手間がかかるため、10月に入ってから動き出すと、書類の精度を落としたまま出すことになりやすい。人手不足を設備や仕組みで埋める投資を検討しているなら、今週が「やるかやらないか」を決める週になる。

打ち手。今週中に、対象になりそうな投資が自社にあるかどうかだけを判断する。ありそうなら、来週から計画づくりに入る。なさそうなら、この件はここで切って、上の1の補助金に人手を寄せる。両方を中途半端に進めるのが一番よくない。

締切・金額・要件は変更されることがあるため、必ず公式サイトで確認してほしい。
公式:https://shoryokuka.smrj.go.jp/

3.小規模事業者持続化補助金は第20回が12月15日締切、ただし実質の期限は12月4日

何が変わったか。小規模事業者持続化補助金(一般型・通常枠)は第20回を公募中で、申請受付締切は2026年12月15日(火)17:00。

なぜ重要か。この制度には、商工会・商工会議所が発行する「事業支援計画書(様式4)」が必要で、その発行受付締切が2026年12月4日(金)と、本体の締切より11日早く設定されている。実質的な期限は12月4日だと考えたほうがいい。しかも12月は発行依頼が集中する時期で、窓口の予約が取れないことがある。

打ち手。12月の締切だからといって11月に動き出すと間に合わない可能性がある。申請を考えているなら、11月中旬までに商工会・商工会議所へ相談の予約を入れておく。今週やることは、カレンダーに「11月中旬に商工会へ連絡」と書き込むだけでいい。

締切・金額・要件は変更されることがあるため、必ず公式サイトで確認してほしい。
公式:https://official.jizokukanb.com/shinsei

4.Zoho:製品の大きな発表はないが、年次イベントが今週金曜

何が変わったか。ゾーホージャパンの公式プレスリリースを確認したところ、最新は2026年8月6日付のもので、直近7日間に新しい発表は出ていない。製品面では今週は静かだった。一方で、年次イベント「ZOHOLICS Japan 2026」が2026年9月25日(金)10:00〜19:00に開催される。会場はJPタワー ホール&カンファレンス(東京都千代田区丸の内)、参加費は無料。会場参加は定員700人で、オンラインでのライブ配信も行われる。

なぜ重要か。価格改定や仕様変更のような話は、イベントの前後に出てくることが多い。すでにZohoを使っている、あるいは検討中であれば、その場で出る情報を後追いで知るより、その日のうちに把握しておいたほうが判断が早くなる。東京開催なので会場参加のハードルは高いが、オンラインなら移動時間はかからない。

打ち手。参加するかどうかは別として、事前登録だけは今週前半に済ませておく。登録しておけば、当日都合が合わなくても後から情報を受け取れる場合がある。

公式:https://events.zoho.jp/zoholics2026

5.検索とCRM市場:今週は大きな動きなし

Googleが公式に公開しているランキング更新の履歴を確認したところ、直近の更新は2026年8月18日に始まった「August 2026 spam update」(約2日16時間で完了)である。中身の評価を大きく変えるコアアップデートは、2026年5月21日開始の「May 2026 core update」が最後で、今週は新しい更新の告知は出ていない。

顧客管理・営業支援の分野(Salesforce、HubSpot、kintone、SATORIなど)についても、直近7日間に経営判断に関わるような発表は見つからなかった。

この「動きがない」という事実には使い道がある。今週、自社サイトの検索順位やアクセスが落ちているとすれば、それはGoogleの更新のせいにはできない、ということだ。サイト側の変更、広告の停止、季節要因といった自社側の原因を先に疑うのが筋になる。

今週やるなら、この3つ

  1. デジタル化・AI導入補助金の申請を9月26日(金)までに出し切る。締切当日は事務局のメンテナンスと重なり、コールセンターも混雑している。当日勝負にしない。
  2. ZOHOLICS Japan 2026(9月25日・金)の事前登録を済ませる。数分で終わる作業で、無料。
  3. 省力化投資補助金(10月16日締切)を「やる/やらない」だけ今週中に決める。やらないと決めることも立派な前進である。

情報源

本メモに記載した補助金の締切・金額・要件は、2026年9月21日時点で各公式サイトに掲載されていた内容である。制度は変更されることがあるため、申請前には必ず公式サイトで最新の情報を確認してほしい。

2026-09-14 今週の動向メモ|9月末に補助金の締切が集中

毎週の情報整理メモです。

今週は「新しい制度が始まった」週ではない。すでに動いている制度の締切が、9月末から10月中旬にかけて一斉に来る週である。特に賃上げ関連の助成金は、締切が「自社の都道府県の最低賃金の発効日」に連動しているため、都道府県によって期限が違う。ここを見落とすと、使えたはずの制度が一年間使えなくなる。

1. 業務改善助成金 — 締切は「最低賃金の発効日の前日」

何が変わったか
厚生労働省の業務改善助成金(令和8年度)は、令和8年9月1日から申請受付が始まっている。厚労省のページは9月8日付で申請マニュアルとQ&Aが更新された。

注意すべきは締切の決まり方である。公式サイトには、申請期間は「令和8年9月1日~申請事業場の都道府県において適用される地域別最低賃金の発効日の前日又は同年11月30日のいずれか早い日」と書かれている。つまり全国一律の締切日は存在しない。自社の事業場がある都道府県の最低賃金発効日を確認しないと、自社の締切がわからない仕組みになっている。

大阪府を例にとる。大阪労働局の告知によれば、大阪府最低賃金は令和8年10月1日から時間額1,231円に改正される。発効日が10月1日なので、その前日である9月30日が大阪府内の事業場の申請期限ということになる。発効日は都道府県ごとに異なるため、他府県に事業場がある場合はそれぞれ確認が必要である。

なぜ重要か
この助成金の対象経費は「生産性向上・労働能率の増進に資する設備投資等」で、機械設備の導入だけでなくコンサルティングなども含まれる。物価高騰等の要件に該当する特例事業者であれば、パソコン・スマートフォン・タブレット等の端末と周辺機器の新規導入も対象に加わる。助成上限額は賃上げ額と対象労働者数で変わるため、金額は公式サイトの表で確認してほしい。

要するに、賃上げをどのみち行う会社にとっては、その賃上げに合わせて設備やIT投資の費用の一部を国に負担してもらえる制度である。賃上げは10月1日から否応なく発生する。同じ賃上げをするなら、申請を出しておいたほうが得になる。

なお、事業完了期限は交付決定の属する年度の1月31日で、やむを得ない理由がある場合は事前申請により3月31日まで延長できるとされている。

打ち手
今週中に、自社の事業場がある都道府県の最低賃金発効日を確認する。10月発効の地域であれば、残りは3週間を切っている。設備やITの導入を検討していたなら、見積を先に取り、申請に間に合うかどうかを判断する。間に合わないと判断するのも一つの決定で、迷ったまま9月末を過ぎるのが一番損である。

金額・要件・締切は変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認ください。
厚生労働省 業務改善助成金:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/shienjigyou/03.html

2. デジタル化・AI導入補助金2026 — 9月29日17時が締切

何が変わったか
かつてIT導入補助金と呼ばれていた制度は、現在「デジタル化・AI導入補助金2026」という名称になっている。公式の事業スケジュールによれば、次の締切は以下のとおりである。

枠 締切 交付決定(予定) 事業実施期限(予定)
通常枠 2026年9月29日(火)17:00 2026年11月9日(月) 2027年4月30日(金)17:00
インボイス枠(インボイス対応類型) 2026年9月29日(火)17:00 2026年11月9日(月) 2027年4月30日(金)17:00
インボイス枠(電子取引類型) 2026年9月29日(火)17:00 2026年11月9日(月) 2027年4月30日(金)17:00
セキュリティ対策推進枠 2026年9月29日(火)17:00 2026年11月9日(月) 2027年4月30日(金)17:00
複数者連携デジタル化・AI導入枠 2026年10月30日(金)17:00 2026年12月10日(木) 2027年5月31日(月)17:00

なぜ重要か
17:00という時刻が締切である点に注意したい。当日夕方に慌てても間に合わない。また、この補助金はIT導入支援事業者(ベンダー側)との共同申請が必要な仕組みなので、自社だけで完結しない。ベンダー側の作業時間を逆算すると、実質的な着手期限は締切の1週間以上前になる。

打ち手
顧客管理システムや会計システムの入れ替えを今年度中に考えているなら、今週中にベンダーへ連絡して、9月29日締切に間に合うかを確認する。間に合わないなら、次回締切の見込みを聞いておく。

締切・要件は変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認ください。
デジタル化・AI導入補助金2026 事業スケジュール:https://it-shien.smrj.go.jp/schedule/

3. 省力化投資補助金(一般型)第8回 — 9月18日10時に受付開始

何が変わったか
中小企業省力化投資補助事業(一般型)の第8回公募要領が、8月18日に中小企業庁から公開されている。公式サイトの記載では、電子申請の受付開始は2026年9月18日(金)10:00、締切は2026年10月16日、採択発表は2027年2月上旬の予定とされている。補助上限は最大1億円とされている。

中小企業庁の告知では、申請にあたり「GビズIDプライムアカウント」の取得が必須で、「ID取得には一定の期間を要しますので、取得未了の方は、早めにGビズIDプライムアカウント取得手続きを行ってください」と案内されている。また、令和8年熊本地震の被害を受けた熊本県内の事業者については、審査時に配慮される予定とされている。

なぜ重要か
締切が10月16日なので一見余裕があるように見えるが、実際のボトルネックはGビズIDである。アカウント取得には時間がかかる。まだ持っていない会社は、この一点で今回を落とす可能性がある。

打ち手
GビズIDプライムアカウントを持っているかどうかを、今日確認する。持っていなければ今週中に手続きを始める。この補助金を使うかどうかの判断はその後でよい。GビズIDは他の補助金でも使うので、取っておいて損はない。

締切・金額・要件は変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認ください。
中小企業庁 第8回公募要領の告知:https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/kobo/2026/260818001.html
省力化投資補助金 公式サイト:https://shoryokuka.smrj.go.jp/

4. その他、今後1〜2か月に締切が来る制度

中小企業庁の補助金公募情報に掲載されているもののうち、期限が近いものを挙げる。

  • 小規模事業者持続化補助金<一般型 災害支援枠(令和8年熊本地震)>1次:申請受付 9月16日〜10月16日
  • 中小企業成長加速化補助金(3次公募):申請受付 9月29日〜10月29日
  • 事業承継・M&A補助金(十六次公募):申請受付 10月2日〜11月6日

各制度の詳細・変更は公式サイトでご確認ください。
中小企業庁 補助金公募情報:https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/kobo.html

5. 検索とWebマーケティング — 今週は大きな動きなし

何が変わったか
Googleが公式に告知するランキング更新の記録(Search Status Dashboard)を確認したところ、2026年9月に入ってからの更新告知は出ていない。直近の更新は8月18日に始まった「August 2026 spam update」(所要2日16時間)である。つまり、先週の検索順位の上下は、公式なアルゴリズム更新によるものではない。

なぜ重要か
順位が動いたときに「アップデートのせいだ」と考えるのは、たいてい間違いである。公式の更新がない週に順位が下がったなら、原因は自社側か競合側にある。更新がない時期は、むしろ落ち着いて土台を直すのに向いている。

なお、8月のスパムアップデートについては、生成AIで大量に作られた中身の薄いページが主な標的だったとする分析が業界メディアで複数出ている。(二次情報。未確認) Googleが標的を明言したわけではないが、リスクとしては押さえておきたい。AIで記事の量産を始めた会社は、量を増やすほど評価が下がる側に回る可能性がある。「AIで記事を100本作りました」は、もはや自慢にならない。

打ち手
今週アルゴリズム対応に時間を割く必要はない。代わりに、問い合わせにつながっているページを1つ選び、そのページの情報が古くなっていないかだけを見直す。それが一番費用対効果が高い。

Google Search Status Dashboard:https://status.search.google.com/summary

参考までに、Googleは9月2日付の公式ブログで、新モデル「Gemini 3.8 Flash」をGoogle AI Pro/Ultraの契約者向けに、Gemini アプリ・Google検索のAIモード・Googleスプレッドシートで提供開始したと発表している。検索のAI回答の質は上がり続けているが、これ自体で今週何かを変える必要はない。

Google公式ブログ:https://blog.google/innovation-and-ai/models-and-research/gemini-models/3-8-flash-and-3-8-flash-cyber/

このほか、Googleが自動生成による大量ページ作成にあらためて警鐘を鳴らした、という報道が9月9日付で流れている。(二次情報。未確認) Google公式の発表としては確認できなかったため、参考情報にとどめる。

6. 顧客管理システム(CRM)まわり — 今週は静か

何が変わったか
Zohoについては、日本法人の公式プレスリリースを確認したかぎり、直近1週間に新機能・仕様変更・価格改定の発表はない。最新のプレスリリースは8月6日付である。なお2026年の価格改定は、2026年5月18日に告知され、2026年7月1日に実施済みである。今回新たな改定の告知は出ていない。

今週の注目は、HubSpotの年次イベントである。15年続いた「INBOUND」が今年から「UNBOUND」に改称され、2026年9月16日〜18日にボストンで開催される。公式サイトによれば、改称は「つながったシステム、AIによる実行、部門をまたいだチームの統合」への軸足の移動を反映したものだという。例年このイベントで新機能が発表されるため、今週後半に動きが出る可能性が高い。

なぜ重要か
この種の大型発表は、そのまま自社に必要という話ではない。ただ、半年後には顧客や取引先から「うちもAIで営業を自動化できないのか」と聞かれる場面が来る。何が発表されたかを知っておくと、聞かれたときに慌てない。

打ち手
今週は特に動く必要はない。来週以降のまとめ記事を1本読めば十分である。ツールの乗り換えを検討している会社は、大型発表の直後に決めないほうがよい。発表と実際に使えるようになる時期にはずれがあり、日本語対応はさらに遅れることが多い。

Zoho プレスリリース:https://www.zoho.co.jp/press/
UNBOUND 2026 公式サイト:https://unbound.hubspot.com/

今週やるなら、この3つ

  1. 自社の都道府県の最低賃金発効日を確認し、業務改善助成金を使うかどうかを決める。10月1日発効の地域なら、申請期限は9月30日である。使わないという判断でもよいが、今週中に決める。
  2. GビズIDプライムアカウントの有無を確認する。持っていなければ今週中に申請手続きを始める。省力化投資補助金だけでなく、他の制度でも必要になる。
  3. デジタル化・AI導入補助金の9月29日17時締切に間に合うかを、ベンダーに確認する。共同申請が必要なため、自社の判断だけでは間に合わない。

この3つに共通するのは、どれも「調べる」ではなく「決める・連絡する」で終わる作業だという点である。情報収集を続けている間に締切は過ぎる。

情報源

2026-09-09 今朝の動向メモ|補助金の締切は今月末

毎朝の情報整理メモです。

中小企業のWeb集客・顧客管理まわりで、この24〜48時間に動いたことを整理した。今朝はっきりしているのは「期日のあるもの」が2つ重なっているという点である。順に見ていく。

1. デジタル化・AI導入補助金2026 ── 今回の締切は9月29日(火)17時

何が変わったか

旧「IT導入補助金」は、2026年度から「デジタル化・AI導入補助金2026」という名前と制度に変わっている。現在受け付けている回の締切は2026年9月29日(火)17:00。交付決定は11月9日(月)予定、事業の実施期限は2027年4月30日(金)17:00予定である。複数の事業者が組んで申請する「複数者連携枠」だけは締切が10月30日(金)17:00と、1か月遅い。

通常枠の条件は、補助率が2分の1または3分の2、補助額は業務プロセス1つ以上で5万円〜149万9,999円、4つ以上で150万円〜450万円。対象となるのはソフトウェアの購入費やクラウドの利用料(最大2年分)で、機能拡張、データ連携、セキュリティ、導入支援、研修、保守も条件付きで対象になる。

締切・金額・要件は変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認ください。
公式:事業スケジュール|デジタル化・AI導入補助金2026/通常枠/中小企業庁 公募要領

なぜ重要か

締切まで20日である。この制度は、自社だけでは申請できない。あらかじめ登録された「IT導入支援事業者」と組み、登録済みのツールを選ぶ必要がある。加えて、申請には法人向けの電子証明書「gBizIDプライム」が要る。これは申し込んでから使えるようになるまで日数がかかるため、持っていない会社にとっては、今日動くかどうかがそのまま間に合うかどうかを決める。

もうひとつ見落とされやすいのが、汎用的なツール単体では対象にならないという点だ。「とりあえずAIツールを入れたい」という発想では通らない。販売支援、決済管理、在庫、会計、人事といった、決められた業務プロセスのどれを担うツールなのかを説明できることが前提になる。

打ち手

  1. 今日、gBizIDプライムの有無を確認する。無ければ即申請する。ここが最長のリードタイムになる。
  2. 導入したいツールと、相談先の会社が「登録済みのIT導入支援事業者」かどうかを公式サイトで確認する。
  3. 「どの業務プロセスを、どう改善するのか」を一枚に書き出す。ここが空欄のままの申請は通らない。
  4. 今回に間に合わないと判断したら、無理に急がず次回締切に照準を合わせる。中身の薄い申請を出しても採択されない。

2. Google広告 ── 9月中に「AI Max」へ自動で切り替わる

何が変わったか

Googleは、検索広告の一部の設定を「AI Max」という新しい仕組みへ自動的に移行させると公式に発表している。対象は、キャンペーン単位の部分一致(インテントマッチ)を使っているキャンペーンと、自動作成アセットを使っているキャンペーン。この移行が2026年9月中に順次行われる。動的検索広告(DSA)の自動移行は2027年2月とされている。

公式:Google公式ブログ(移行スケジュールの詳細はSearch Engine Land、日本語の解説はアナグラム。いずれも二次情報)

なぜ重要か

広告主が何もしなくても、配信の中身が変わるからである。AI Maxは、登録したキーワード以外の検索語句にも広告を広げ、広告文もページの内容から自動で作る方向に働く。うまく当たれば新しい問い合わせが増えるが、外れれば、自社と関係の薄い検索にお金を使うことになる。月の広告費が数万円〜数十万円という規模の会社ほど、この振れ幅は痛い。

気をつけたいのは、「AIが賢くやってくれる」と考えて放置してしまうことだ。自動化が進むほど、除外キーワードと計測の設定という、人間側の手綱の精度が効いてくる。

打ち手

  1. 管理画面の通知を見て、自社のキャンペーンが移行対象かどうかを今週中に確認する。
  2. 移行前の直近2週間の「問い合わせ件数」と「1件あたりの獲得単価」を記録しておく。比べる基準が無いと、良くなったのか悪くなったのかを判断できない。
  3. 除外キーワードを見直す。採用応募、無料、やり方、自作といった、買う気のない検索語句を先に塞いでおく。
  4. 移行後2週間は、検索語句レポートを毎日見る。想定外の語句が出たら都度除外する。

3. Zoho ── 年次イベント「ZOHOLICS Japan 2026」が9月25日(金)開催

何が変わったか

ゾーホージャパンの年次イベントが2026年9月25日(金)に東京で開催される。テーマは「AI-Powered DX with Zoho」で、CRM、CRM Plus、Workplace、Peopleの最新情報と導入事例が扱われる。参加費や申込締切は公式ページ上で確認できなかったため、申込を検討する場合は公式サイトで直接ご確認いただきたい。

公式:Zoholics Japan 2026

なぜ重要か

年に一度、日本市場に対する方針がまとまって出る場である。価格や機能の方向性を早めに掴めるのは、これから顧客管理の仕組みを入れる会社にとって意味がある。

ただし日程には注意が必要だ。イベントが9月25日、補助金の締切が9月29日。イベントで内容を確かめてから補助金を申請しようとすると、実質4日しかない。順番が逆である。補助金を使う予定があるなら、申請準備を先に進め、イベントは情報の答え合わせに使うのが現実的だ。

4. 検索の動き ── 大きな順位変動は起きていない

Googleの公式ステータスを確認したところ、現在進行中のランキング更新は無い。直近は8月18日に始まり8月21日に完了した「August 2026 spam update」で、それ以降、新しい更新は公表されていない。8月に順位を落としたサイトは、その影響が続いている状態と考えてよい。

公式:Google Search Status Dashboard

一方、数字の見え方には注意点がある。Search Consoleのリンクレポートが8月8日以降更新されていないとの報告があり、またGoogleビジネスプロフィールのインサイトで9月分のデータが欠けているという報告もある(二次情報。未確認/Search Engine Roundtable 9月8日)。数字が動いていないように見えても、それが実態なのか計測側の不具合なのかを切り分けてから判断したい。

5. 顧客管理・マーケティング自動化ツールの市場 ── 本日は大きな動きなし

Salesforce、HubSpot、kintone、SATORIといった主要ツールについて、この24〜48時間で経営判断に関わるような発表は確認できなかった。価格改定や大きな仕様変更の情報も無い。無理に材料を並べても判断の役には立たないので、動きが無かったことをそのまま書いておく。

今日やるなら、この3つ

  1. gBizIDプライムの有無を確認する。補助金を使う可能性が少しでもあるなら、これが最優先。取得に日数がかかるため、9月29日の締切に対して今日が実質の分かれ目になる。(所要5分/未取得なら即申請)
  2. Google広告の管理画面を開き、AI Maxの移行通知を確認する。あわせて直近2週間の問い合わせ件数と獲得単価を控える。切り替わってからでは比較ができない。(所要15分)
  3. 補助金で入れたいツールと業務プロセスを一枚に書き出す。「何のためにどの業務を変えるのか」が書けないなら、そもそも今回は見送った方がよい。書けるなら、支援事業者にすぐ連絡する。(所要30分)

最後に一つ

補助金にせよ広告の自動化にせよ、情報を集めている時間が一番気持ちよく、そして一番進まない。今朝の3つはいずれも30分以内で終わる作業である。読み終えたその場で1つ目を片付けてしまうのが、結局いちばん早い。

情報源

  • デジタル化・AI導入補助金2026 事業スケジュール(公式):https://it-shien.smrj.go.jp/schedule/
  • デジタル化・AI導入補助金2026 通常枠(公式):https://it-shien.smrj.go.jp/applicant/subsidy/normal/
  • 中小企業庁 公募要領のお知らせ(公式):https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/kobo/2026/260310001.html
  • Google公式ブログ「Dynamic Search Ads are upgrading to AI Max」(公式):https://blog.google/products/ads-commerce/dsa-upgrade-to-ai-max-2026/
  • Search Engine Land「Google sets AI Max migration timeline for Search campaigns」(二次情報):https://searchengineland.com/google-sets-ai-max-migration-timeline-for-search-campaigns-485006
  • アナグラム「Google検索広告で特定の条件を満たすキャンペーンをAI Maxにアップグレード」(二次情報):https://anagrams.jp/blog/ai-max-upgrade-eligibility-google-search-ads/
  • Zoholics Japan 2026(公式):https://events.zoho.jp/zoholics2026
  • Google Search Status Dashboard(公式):https://status.search.google.com/summary
  • Search Engine Roundtable 2026年9月8日(二次情報):https://www.seroundtable.com/recap-09-08-2026-42041.html

2026-09-08 今朝の動向メモ|補助金の締切まで3週間

毎朝の情報整理メモです。

1. デジタル化・AI導入補助金2026、1次締切は9月29日17時

何が変わったか

旧「IT導入補助金」が名前を変えた「デジタル化・AI導入補助金2026」で、1次締切が2026年9月29日(火)17時に迫っている。通常枠、インボイス枠(インボイス対応類型・電子取引類型)、セキュリティ対策推進枠が同じ締切で、交付決定は11月9日(月)の予定。複数の会社が連携して申請する「複数者連携デジタル化・AI導入枠」だけは締切が10月30日(金)17時で、交付決定は12月10日(木)の予定である。

なぜ重要か

締切そのものより、その手前の手続きに時間がかかる点が問題だ。申請には「GビズIDプライム」が必要で、事務局は取得におおむね2週間かかると案内している。あわせて情報セキュリティの自己宣言「SECURITY ACTION」(★一つ星または★★二つ星)も必要で、こちらはおおむね2〜3日。本日は9月8日、締切まで21日である。GビズIDをまだ持っていない会社は、今週中に動かなければ1次締切に間に合わない計算になる。どのツールを入れるかを考える前に、この2つを片づけておく必要がある。

なお、この補助金は締切が複数回設けられるのが通例だが、事務局は「確定している募集回のスケジュールのみ公表」としており、9月8日時点で2次以降の日程は出ていない。次があると当て込まないほうが安全である。

打ち手

まず、自社と取引先でGビズIDプライムを取得済みかどうかを確認する。未取得なら今日申請する。SECURITY ACTIONの宣言は数日で終わるので同時に進める。ツール選びの検討は、その裏側で走らせればよい。

締切・金額・要件は変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認いただきたい。
https://it-shien.smrj.go.jp/schedule/

2. 省力化投資補助金(一般型)第8回、受付は9月中旬から

何が変わったか

中小企業省力化投資補助金の「一般型」で、第8回の公募が動き出す。中小企業庁のポータルサイト「ミラサポplus」に2026年8月18日付で掲載された案内によれば、申請受付の開始は9月中旬、締切は10月中旬、採択発表は2027年2月上旬の予定とされている。

なぜ重要か

人手が足りない現場に機械やシステムを入れて省力化する、という趣旨の補助金で、金額の規模が大きい。ただし9月8日時点で、事務局サイトのスケジュール欄には第7回までしか掲載されておらず、第8回の日付は載っていない。日程が動く可能性がある前提で見ておきたい。

打ち手

受付が始まってから事業計画を書き始めると、まず間に合わない。省力化を検討している会社は、「どの作業に月何時間かかっていて、それを何時間に減らすのか」という数字を、今のうちに手元にそろえておく。補助金は、この数字がある会社とない会社で、書ける計画の質がはっきり分かれる。

締切・金額・要件は変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認いただきたい。
https://shoryokuka.smrj.go.jp/ippan/schedule/

3. Zohoの年次イベントが9月25日に開催

何が変わったか

ゾーホージャパンの年次イベント「ZOHOLICS Japan 2026」が、9月25日(金)10時から19時まで開かれる。会場は東京・丸の内のJPタワー ホール&カンファレンス、会場とオンライン配信のハイブリッド開催、参加費は無料で事前登録制、定員は700名。テーマは「AI-Powered DX with Zoho」で、製品別・テーマ別のセッション、製品体験エリア、個別相談会が用意されている。発表自体は6月16日のプレスリリースなので新しい情報ではないが、日付が近いので取り上げておく。

なぜ重要か

業務システムを乗り換えるかどうか迷っている段階の会社にとって、無料で全体像をまとめて見られる機会は、年に何度もない。オンライン参加なら移動時間もかからない。

打ち手

検討中の会社があるなら、今週のうちに案内を出す。ただし9月29日の補助金締切の直前にあたるため、「イベントを見てから決める」では補助金には間に合わない。その点だけは一言添えておきたい。

4. 検索・CRMまわりは、本日は大きな動きなし

Googleの検索に関する公式ブログ、ゾーホージャパンのプレスリリース、主なCRM・マーケティング支援ツール各社の発表を確認したが、直近で経営や売上に効く新しい動きは見当たらなかった。ゾーホージャパンのプレスリリースは8月6日付が最新で、Zoho CRMの新機能紹介ページにも日付の付いた直近の更新は確認できなかった。Googleの検索アルゴリズムについても、公式ブログに新しい告知は出ていない。

無理に話題を作る必要はない。動きの少ない時期は、締切のあるものを片づける時期だと考えたほうがいい。

今日やるなら、この3つ

  1. GビズIDプライムを持っているか確認する。未取得なら今日申請する。おおむね2週間かかるため、9月29日の締切に間に合わせるには、今日あたりが実質の分かれ目になる。
  2. SECURITY ACTIONの自己宣言を済ませる。2〜3日で終わる。補助金を使う可能性が少しでもあるなら、先に済ませておいて損はない。
  3. 省力化の数字を1枚にまとめる。どの作業に月何時間かかっているか。第8回の公募が始まってから書き始めると間に合わない。

情報源

2026-09-07 今朝の動向メモ|AI導入補助金の締切迫る

毎朝の情報整理メモです。

1. いちばん期日が近い話:デジタル化・AI導入補助金、1次締切は9月29日

何が変わったか
旧・IT導入補助金にあたる「デジタル化・AI導入補助金2026」の1次締切が、2026年9月29日(火)17:00に設定されている。通常枠、インボイス枠(インボイス対応類型・電子取引類型)、セキュリティ対策推進枠が同じ日付である。交付決定は2026年11月9日(月)の予定。複数者連携デジタル化・AI導入枠だけは締切が2026年10月30日(金)17:00と遅い。

補助額と補助率は枠によって大きく違う。

  • 通常枠:業務プロセスが1〜3つで5万円〜150万円、4つ以上で150万円〜450万円。補助率は中小企業1/2(最低賃金近傍の事業者は2/3)
  • インボイス枠:ITツール1機能で〜50万円、2機能以上で350万円、パソコン・タブレット等は〜10万円、レジ・券売機は〜20万円。補助率は50万円以下が3/4(小規模事業者は4/5)、50万円超〜350万円が2/3、ハードウェアは1/2
  • セキュリティ対策推進枠:5万円〜150万円。補助率は中小企業2/3

なぜ重要か
補助率だけを見ればインボイス枠が最も手厚い。50万円以下なら小規模事業者は4/5、つまり自己負担は2割で済む。ところが実務で効くのは締切のほうだ。この補助金は事業者が単独で申請できず、登録済みの「IT導入支援事業者」と組んで申請する仕組みになっている。相手方の作業時間が要るぶん、締切の3週間前という今の時点は、余裕があるように見えて実際にはぎりぎりである。10月に入ってから動き出しても1次締切には間に合わない。

打ち手
今期中に業務システムやセキュリティ対策への投資を考えているなら、今週のうちに支援事業者へ連絡し、対象になるツールかどうかだけでも確認しておきたい。逆に、まだ何を入れるか固まっていない状態で締切に間に合わせようとするのは勧めない。補助金の締切に合わせて中身を決めると、使わないツールが手元に残る。次の締切回を待つほうが結果的に安い。

締切・金額・要件は変更されることがあるため、必ず公式でご確認ください。
公式スケジュール:https://it-shien.smrj.go.jp/schedule/
補助額・補助率(中小機構 補助金活用ナビ):https://seisansei.smrj.go.jp/subsidy_info/it_subsidy.html

2. 9月4日公表:事業承継・M&A補助金の16次公募

何が変わったか
2026年9月4日、中小企業庁が「事業承継・M&A補助金」十六次公募の公募要領を公表した。申請受付期間は2026年10月2日(金)〜11月6日(金)17:00(予定)。同日、補助金の公式サイトでも16次公募の要領開示とサイト開設が告知されている。

枠は4つある。

枠 補助上限 補助率
事業承継促進枠 800万円〜1,000万円 1/2、2/3
専門家活用枠 600万円〜2,000万円(類型による) 1/3〜2/3
PMI推進枠 150万円〜1,000万円(類型による) 1/2、2/3
廃業・再チャレンジ枠 300万円 2/3

なぜ重要か
金額の規模が他の中小企業向け補助金と桁が違う。専門家活用枠は上限2,000万円で、M&Aの仲介手数料やデューデリジェンス費用が対象になる。買い手として小さな会社を引き受ける場合も、売り手として事業を渡す場合も使える。

もう一点、見落とされやすいのが「廃業・再チャレンジ枠」である。上限300万円、補助率2/3。畳むという選択にも公的な支援が付いているという事実は、後継者がいないまま設備と借入だけが残っていく会社にとって、知っておく価値がある。

打ち手
受付開始は10月2日で、公募要領はすでに出ている。該当しそうなら、受付が始まってから読み始めるのではなく、9月のうちに要領を通読して自社がどの枠に入るかを決めておく。認定支援機関の関与が要る枠もあるため、相談先の確保は早いほうがいい。

要件・金額は変更されることがあるため、必ず公式でご確認ください。
公式サイト:https://shoukei-mahojokin.go.jp/
中小企業庁 ミラサポplus:https://mirasapo-plus.go.jp/infomation/33686/

3. 参考:小規模事業者持続化補助金 第20回は12月15日締切

この3日間の新しい動きではないが、期日が絡むので併せて置いておく。第20回の申請締切は2026年12月15日(火)17:00。ただし商工会・商工会議所が発行する事業支援計画書(様式4)の発行依頼期限が2026年12月4日(金)と、11日早い。ここを勘違いして間に合わなくなる例が毎回出る。締切は12月15日ではなく、実質12月4日と考えておいたほうが安全である。

変更されることがあるため、必ず公式でご確認ください。
公式サイト(商工会議所地区):https://r6.jizokukahojokin.info/

4. 検索まわり:この3日間、大きな動きはない

Googleの検索ステータスダッシュボードを確認したが、直近7日間にランキング関連の新しい更新の告知はない。直近で公式に告知されていたのは8月18日開始の「August 2026 spam update」で、これはすでに展開が完了している(展開完了の報は二次情報。未確認)。Google検索セントラルの公式ブログにも8月末以降の新しい記事はない。

順位変動を観測している国内サービスでは、変動幅が「不安定」の帯にあると表示されているが、大変動の水準ではない(二次情報。未確認)。

なぜ重要か/打ち手
動きがないという事実自体が判断材料になる。この3日で順位が落ちた場合、それはGoogle側の更新ではなく自社側の要因、たとえばサイトの不具合、季節要因、競合の記事追加である可能性が高い。アルゴリズムのせいにして様子を見るより、自社の計測データを見に行くほうが早い。

Google検索ステータスダッシュボード:https://status.search.google.com/summary

5. CRM・営業支援ツール、Zoho:この3日間、目立った発表なし

主要な顧客管理・営業支援ツールについて、この3日間に価格改定や仕様変更といった、経営判断に効く発表は確認できなかった。

Zohoについても、ゾーホージャパンのプレスリリースは2026年8月6日が最新、Zoho CRMの製品お知らせも8月18日〜19日のものが最新で、直近3日の新規発表はない。無理に書くことがないので、そのまま「なし」と記しておく。

なお新着ではないが、日付が近いものとして「ZOHOLICS Japan 2026」が2026年9月25日(金)10:00〜19:00、JPタワー ホール&カンファレンス(東京都千代田区丸の内)で開催される。テーマは「AI-Powered DX with Zoho」。導入済みの会社が次の一手を決める場としては使える。

今日やるなら、この3つ

  1. デジタル化・AI導入補助金を使う予定があるなら、今日中にIT導入支援事業者へ連絡する。9月29日17:00の締切まで3週間しかなく、申請は支援事業者との共同作業になる。ここだけは今日動かないと選択肢が消える。
  2. 事業承継・M&A補助金の公募要領に目を通し、自社がどの枠か決める。受付は10月2日開始で、まだ時間はある。だが要領は9月4日にもう出ている。読むのは今週、動くのは10月、という順番でちょうどいい。
  3. 検索順位が気になっているなら、今週は見ないでいい。Google側に動きがない以上、順位の上下は自社の要因で説明がつく。その時間は上の2つの期日処理に回したほうが、金額として返ってくる。

期日があって金額に直結するものから片づける。おもしろい技術の話は、その後で構わない。

情報源

2026-09-04 今朝の動向メモ|動きなし、締切あと25日

毎朝の情報整理メモである。中小企業のWeb集客・顧客管理まわりで、実際に売上や資金に効きそうな動きだけを拾っている。

結論から言うと、今朝は外の環境に新しい動きがない。検索エンジンも顧客管理ソフトの市場も静かだ。ただし、期日のあるものが1件だけ動いている。そこだけ押さえておきたい。

1. 補助金:申請の5回目の締め切りは9月29日(火)17時

何が変わったか
これまで「IT導入補助金」と呼ばれていた制度が、2026年から「デジタル化・AI導入補助金2026」という名前に変わっている。運営は中小機構である。
直近では、8月28日に申請の手引き(公募要領)と申請マニュアルが全ての申請枠で更新され、8月31日にスケジュールのページ、9月2日には申請・決定の件数が更新された。制度そのものが大きく変わったわけではないが、手引きが差し替わっているため、古い版を見ながら準備している場合は注意が必要だ。

なぜ重要か
締め切りが目の前にあり、そのまま金額に直結するからである。今わかっている締め切りは次のとおり。

回 締め切り
第5次 2026年9月29日(火)17:00
第6次 2026年10月30日(金)17:00
第7次 2026年12月1日(火)17:00

金額の目安は次のとおりである(通常枠)。

  • 補助される額:5万円〜450万円
  • 業務プロセス1つ以上なら5万円以上150万円未満、4つ以上なら150万円以上450万円以下
  • 補助の割合:原則2分の1以内(一定の賃金要件を満たす場合は3分の2以内)
  • 対象になるもの:ソフトの購入費、クラウドの利用料(最大2年分)、導入の相談・設定・保守などの費用

もうひとつ、レジや請求まわりに使えるインボイス枠もある。こちらは小規模な事業者なら最大5分の4まで補助され、対象となる費用は最大350万円。タブレットなどのハードも対象で、下限額がないため小さな導入でも使える。
なお、レジの入れ替え(スマートレジ)については審査で有利になる加点措置がある、という情報もあるが、これは支援サイト側の記事によるもので、公式ページでは確認できなかった(二次情報。未確認)。

打ち手
9月29日に間に合わせるなら、動ける時間は実質あと3週間しかない。顧客管理や請求まわりの入れ替えを検討している会社は、今週中に「補助金を使うか使わないか」だけを決めてしまうのがよい。そこさえ決まれば、書類は間に合う。第6次(10月30日)に回すという判断も、今のうちにしておいたほうが安全である。

補助金の締め切り・金額・要件は変更されることがある。申請前に必ず公式サイトで確認したい。
公式サイト:https://it-shien.smrj.go.jp/
通常枠の詳細:https://it-shien.smrj.go.jp/applicant/subsidy/normal/
レジ導入の支援:https://it-shien.smrj.go.jp/smartregistersystem/

2. Zoho:新しい発表は無し。ただし9月25日に大きな催しがある

何が変わったか
ゾーホージャパンの公式発表を確認したが、直近2日間で新しい機能や価格の変更の発表はない。公式のお知らせは8月6日のものが最新だった。
一方で、年次イベント「ZOHOLICS Japan 2026」が9月25日(金)10:00〜19:00、東京・JPタワー(KITTE)で開かれる。参加費は無料、会場は700人、オンライン配信もある。テーマはAIを使った業務効率化で、事前登録が必要である。

なぜ重要か
新機能をひとつずつ追いかけるよりも、こうした場で示される「これから半年の方向性」のほうが、自社の投資判断には効く。会場には同じように導入を検討している経営者も集まる。

打ち手
参加するかどうかは今日のうちに決めて、するなら登録まで済ませてしまうのがよい。9月25日は3週間後で、遠方から移動や宿泊を押さえるならぎりぎりの時期である。
特設サイト:https://events.zoho.jp/zoholics2026

3. 検索・広告:新しい変動は起きていない

Googleの公式の稼働状況ページを確認したところ、検索順位に関わる直近の更新は8月18日に始まった迷惑サイト対策の更新(約2日16時間で完了)が最後で、それ以降、新しい更新は出ていない。大きな順位変動が起きている時期ではない、ということである。
今週になって順位や問い合わせ数が落ちている場合、原因は検索エンジン側ではなく、自社サイト側か季節要因の可能性が高いと見るのが妥当だ。検索アルゴリズムのせいにする前に、自社サイトの変更履歴と前年同月の数字を先に見たほうが早い。
確認先:https://status.search.google.com/summary

4. 顧客管理ソフトの市場:本日は大きな動きなし

主要な提供各社について、直近2日間で、経営判断に関わるような発表(価格改定、提供終了、大型の機能追加など)は見つからなかった。無理に書ける材料はない。

今日打てる手、この3つ

  1. 補助金の第5次(9月29日締め切り)に乗せるものを絞り込む。 検討中の案件について「使うか使わないか」だけを今週中に決める。期日があって金額に直結するので、これが最優先である。
  2. 9月25日のZohoのイベントに参加するかを決め、するなら今日登録する。 迷ったまま放置すると、そのまま流れる。
  3. 更新された公募要領(8月28日版)に差し替える。 古い手引きのまま準備を進めていると、書類の作り直しになる。

今朝は外の環境に大きな変化がない。こういう日は情報を追うより、期日のあるものを片付けるほうが効く。上の1だけでも今日中に済ませておきたい。

情報源

2026-09-03 今朝の動向メモ|補助金の締切まであと26日

毎朝の情報整理メモです。

今朝は、新しいニュースという意味ではほとんど動きがありませんでした。そのぶん、すでに日付が決まっている補助金の話を先に書きます。読み飛ばさないでいただきたいのはここだけです。

1. 補助金・制度(今日いちばん急ぐ話)

デジタル化・AI導入補助金:次の締切は9月29日(火)17時

何が変わったか:制度そのものに新しい変更はありません。変わったのは残り時間です。次の締切は2026年9月29日(火)17時で、本日から数えて26日。交付決定は11月9日(月)の予定と公表されています。

なぜ重要か:この補助金は「思い立ってから申請」では間に合わないタイプです。申請には国のIDである「GビズIDプライム」が必要ですが、公式サイトによれば、審査にかかる時間はオンライン申請で最短即日、書類を郵送する申請では最大1か月とされています。つまり、まだIDを持っていない会社が郵送で申請した場合、9月29日には間に合わない可能性があります。

打ち手:今週中に、対象になりそうなお客様を一覧にして、電話で「GビズIDプライムをお持ちですか」の一言だけ確認する。持っていなければ、オンライン申請を案内する。ここが最初の関門で、ここさえ抜ければあとは進みます。

締切・金額・要件は変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認ください。
公式:https://it-shien.smrj.go.jp/schedule/
GビズID:https://gbiz-id.go.jp/top/apply/account_select.html

省力化投資補助金(一般型)第8回:9月中旬受付開始、10月中旬締切

何が変わったか:中小企業庁が8月18日に、第8回の公募について「9月中旬に申請受付開始、10月中旬に申請締切、採択発表は2027年2月上旬の予定」と公表しました。具体的な日付はまだ確定していません。

なぜ重要か:受付開始から締切までがおよそ1か月しかない見込みです。始まってから準備を始めると、まず間に合いません。

打ち手:今の段階で「この会社なら出せそうだ」という当たりだけつけておく。書類を作るのはまだ早いですが、候補を挙げておくかどうかで9月中旬の動き出しがまったく変わります。

公式:https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/kobo/2026/260818001.html(詳細は公式スケジュールページで更新されます。変更されることがあるため公式でご確認ください)

そのほか、10月に締切があるもの

中小機構がまとめている一覧によると、新事業進出・ものづくり補助金の第1回が2026年10月30日(金)締切、小規模事業者持続化補助金(共同・協業型)の第3回が2026年9月30日(水)17時締切と記載されています。自社で使う予定がなくても、お客様との会話の材料にはなります。

一覧:https://seisansei.smrj.go.jp/subsidy_info/schedule.html(変更されることがあるため公式でご確認ください)

2. Zoho関連

本日は大きな動きなしです。ゾーホージャパンの公式プレスリリースは8月6日が最新で、新機能や価格の変更に関する新しい発表は確認できませんでした。

ただし、日付が決まっているものが一つあります。年次イベント「ZOHOLICS Japan 2026」が9月25日(金)10時から19時、東京駅前のJPタワー(KITTE)で開かれます。参加は無料、会場定員700名で、オンライン配信もあります。

なぜ重要か:無料で定員があるものは、埋まってから気づくのがいちばんもったいない。

打ち手:自分の分を先に登録し、そのうえで「一緒にどうですか」と声をかけたいお客様を3社ほど選ぶ。導入検討中のお客様を連れて行くと、こちらが100回説明するより早く話が進みます。

公式発表:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000101685.html

3. 検索・SEO

本日は大きな動きなしです。Googleが公式に公開している更新履歴では、8月18日に始まったスパム対策の更新が最後で、現在進行中の順位変動の更新はありません。

逆に言うと、いまお客様のサイトの順位が大きく動いているとしたら、Googleの更新以外に原因があるということです。サイト側の変更、季節要因、あるいは競合の動き。「アップデートのせいですね」で片づけない方がいい時期です。

公式:Google検索ランキング更新履歴

4. CRM・マーケティング自動化ツールの市場

本日は大きな動きなしです。主要各社について、直近1〜2日で経営判断に関わるような発表は見つかりませんでした。無理に載せる材料がないので、ここは空欄のままにしておきます。

今日やるなら、この3つ

  1. 補助金の対象になりそうなお客様を一覧にして、GビズIDの有無を電話で確認する。9月29日まで26日。今日やる価値がいちばん高いのはこれです。
  2. ZOHOLICS(9月25日)に自分の分を登録し、誘うお客様を3社選ぶ。10分で終わります。
  3. 省力化投資補助金の第8回に出せそうな候補を、頭の中でいいので3社挙げておく。9月中旬に受付が始まったとき、すぐ動けます。

正直なところ

今朝は新しい情報がほとんどありません。こういう日に情報収集を続けても、得るものはありません。すでに日付が決まっている補助金に、今日の時間を使うべきです。

もう一つ、厳しい見方を書いておきます。9月29日まで26日ありますが、営業が一人しかいない体制で、書類の準備期間を引くと、声をかけて回れるのは実質2週間程度です。「まだ26日ある」と考えると、たいてい間に合いません。今日か明日、リストを作るところまで進めるかどうかが分かれ目です。

情報源

2026-09-02 今朝の動向メモ|補助金締切まで4週間

毎朝の情報整理メモです。

今朝の結論を先に書きます。検索や広告の仕組みそのものには、この1〜2日で大きな変化はありませんでした。動きがあるのは、金額と期日がはっきり決まっている補助金まわりです。中小企業の経営者として今日時間を使う価値があるのは、そちらです。

1. デジタル化・AI導入補助金2026 ― 1次締切は9月29日(火)17:00

何が変わったか

制度の中身が変わったという発表はありません。ただし公式サイトの「通常枠」ページに載っている公募要領の更新日が2026年8月28日になっています。すでに手元に公募要領をダウンロードしている場合は、最新版を取り直しておいたほうが安全です。あわせて8月28日付で「スマートレジシステムの導入にもこの補助金が使えます」という案内が出ています。

そして何より、1次締切の9月29日(火)17時まで、残り4週間を切りました。交付決定は11月9日(月)予定です。

なぜ重要か

この補助金は、ソフトウェアの購入費だけでなく、クラウドの利用料(最大2年分)、導入コンサルティング、導入設定、マニュアル作成、導入研修、保守サポートまでが対象経費に含まれます。つまり「ツールを買う費用」だけでなく「使えるようにするための支援費用」も対象になる、ということです。

項目 内容
補助率 1/2以内(一定の条件を満たす場合は2/3以内)
補助額(1プロセス以上) 5万円以上150万円未満
補助額(4プロセス以上) 150万円以上450万円以下
1次締切 2026年9月29日(火)17:00
交付決定 2026年11月9日(月)予定

顧客側から見ると、同じ導入案件でも実質負担が半分から3分の1で済む計算になります。「予算が」で止まっていた話を、もう一度テーブルに乗せられる時期です。

打ち手

  • 過去に見積もりを出して止まっている先を洗い出し、今日中に「補助金を使うと負担がこれだけ変わります」という一枚を送る。
  • ただし申請には前工程があります。gBizIDプライムの取得、SECURITY ACTIONの自己宣言、IT導入支援事業者と登録済みツールの組み合わせなど、事務手続きだけで数週間かかることがあります。今日から声をかけて9月29日に間に合うかは、正直なところぎりぎりです。間に合わない先には、無理に急がせず次の締切を前提に案内したほうが結果的に喜ばれます。
  • 締切・金額・要件は変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認ください。→ 事業スケジュール/通常枠

2. 小規模事業者持続化補助金 第20回 ― 受付は11月5日から

何が変わったか

第20回の申請受付期間が2026年11月5日(木)〜12月15日(火)17:00と公表されています。まだ受付は始まっていません。

なぜ重要か

この補助金は販路開拓が目的なので、ホームページのリニューアル、チラシ、展示会出展といった「集客のための投資」と相性が良い制度です。従業員が少ない先ほど使いやすい。ただし申請には商工会・商工会議所の確認書が必要で、ここが毎回ボトルネックになります。受付開始の11月5日から準備を始めると、まず間に合いません。

打ち手

  • 9月中に「11月に持続化補助金の受付が始まります」と対象になりそうな先へ先に伝えておく。商工会への相談を9〜10月のうちに済ませてもらう。
  • 補助上限額・補助率は公募要領で確認が必要です。変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認ください。→ 小規模事業者持続化補助金(一般型・通常枠)公式サイト

3. ZOHOLICS Japan 2026 ― 9月25日(金)開催、参加費無料

何が変わったか

ゾーホージャパン主催の年次カンファレンスが、2026年9月25日(金)10:00〜19:00、JPタワー ホール&カンファレンス(東京・丸の内)で開催されます。会場定員700人、オンライン配信との併用開催、参加費は無料、事前登録制です。

なぜ重要か

製品の年次アップデートがまとまって出る場なので、ここで発表された内容が、そのまま秋以降の提案材料になります。会場の定員が700人と決まっている以上、直前だと埋まる可能性があります。

打ち手

  • 参加するなら今日登録しておく。→ 特設サイト
  • 顧客のうち、Zohoの活用が止まっている先を数社誘う。自社が説明するより、本家のイベントに一緒に出たほうが話が早いことがあります。

4. 検索・広告 ― 本日は大きな動きなし

Googleの公式ステータスページで確認できる直近の更新は「August 2026 spam update」(8月18日開始・8月21日終了)で、それ以降に新しいランキング更新は出ていません。Google検索の公式ブログも、8月の投稿を最後に更新されていません。

順位が動いたと感じても、今はGoogle側の要因ではない可能性が高いということです。慌てて対策を打つより、自社サイト側の変更履歴を先に確認するほうが確実です。

5. CRM・マーケティング支援ツールの市場 ― 本日は大きな動きなし

ゾーホージャパンの公式プレスリリースは8月6日が最新で、その後の新しい発表はありません。他社についても、この1〜2日で経営判断に影響するような価格改定・仕様変更の一次情報は確認できませんでした。

ツール比較や「AI搭載」をうたう記事は毎日たくさん出ていますが、公式発表の裏が取れないものは、この欄には載せていません。

今日やるなら、この3つ

  1. デジタル化・AI導入補助金の対象になりそうな先を洗い出す(9月29日締切から逆算)。金額と期日が決まっている話が、今日いちばん売上に近い。まず名前を書き出すところまでを今日中に。
  2. ZOHOLICS Japan 2026(9月25日)に登録する。無料で、定員があり、5分で終わります。迷う時間のほうが高くつく。
  3. 持続化補助金(11月5日受付開始)の事前アナウンスを準備する。今日は文面を作るところまで。送るのは今週中で構いません。

補助金の締切・金額・要件は変更されることがあります。実際の申請にあたっては、必ず各制度の公式サイトで最新情報をご確認ください。

情報源