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2026-09-04 今朝の動向メモ|動きなし、締切あと25日

毎朝の情報整理メモである。中小企業のWeb集客・顧客管理まわりで、実際に売上や資金に効きそうな動きだけを拾っている。

結論から言うと、今朝は外の環境に新しい動きがない。検索エンジンも顧客管理ソフトの市場も静かだ。ただし、期日のあるものが1件だけ動いている。そこだけ押さえておきたい。

1. 補助金:申請の5回目の締め切りは9月29日(火)17時

何が変わったか
これまで「IT導入補助金」と呼ばれていた制度が、2026年から「デジタル化・AI導入補助金2026」という名前に変わっている。運営は中小機構である。
直近では、8月28日に申請の手引き(公募要領)と申請マニュアルが全ての申請枠で更新され、8月31日にスケジュールのページ、9月2日には申請・決定の件数が更新された。制度そのものが大きく変わったわけではないが、手引きが差し替わっているため、古い版を見ながら準備している場合は注意が必要だ。

なぜ重要か
締め切りが目の前にあり、そのまま金額に直結するからである。今わかっている締め切りは次のとおり。

締め切り
第5次 2026年9月29日(火)17:00
第6次 2026年10月30日(金)17:00
第7次 2026年12月1日(火)17:00

金額の目安は次のとおりである(通常枠)。

  • 補助される額:5万円〜450万円
  • 業務プロセス1つ以上なら5万円以上150万円未満、4つ以上なら150万円以上450万円以下
  • 補助の割合:原則2分の1以内(一定の賃金要件を満たす場合は3分の2以内)
  • 対象になるもの:ソフトの購入費、クラウドの利用料(最大2年分)、導入の相談・設定・保守などの費用

もうひとつ、レジや請求まわりに使えるインボイス枠もある。こちらは小規模な事業者なら最大5分の4まで補助され、対象となる費用は最大350万円。タブレットなどのハードも対象で、下限額がないため小さな導入でも使える。
なお、レジの入れ替え(スマートレジ)については審査で有利になる加点措置がある、という情報もあるが、これは支援サイト側の記事によるもので、公式ページでは確認できなかった(二次情報。未確認)。

打ち手
9月29日に間に合わせるなら、動ける時間は実質あと3週間しかない。顧客管理や請求まわりの入れ替えを検討している会社は、今週中に「補助金を使うか使わないか」だけを決めてしまうのがよい。そこさえ決まれば、書類は間に合う。第6次(10月30日)に回すという判断も、今のうちにしておいたほうが安全である。

補助金の締め切り・金額・要件は変更されることがある。申請前に必ず公式サイトで確認したい。
公式サイト:https://it-shien.smrj.go.jp/
通常枠の詳細:https://it-shien.smrj.go.jp/applicant/subsidy/normal/
レジ導入の支援:https://it-shien.smrj.go.jp/smartregistersystem/

2. Zoho:新しい発表は無し。ただし9月25日に大きな催しがある

何が変わったか
ゾーホージャパンの公式発表を確認したが、直近2日間で新しい機能や価格の変更の発表はない。公式のお知らせは8月6日のものが最新だった。
一方で、年次イベント「ZOHOLICS Japan 2026」が9月25日(金)10:00〜19:00、東京・JPタワー(KITTE)で開かれる。参加費は無料、会場は700人、オンライン配信もある。テーマはAIを使った業務効率化で、事前登録が必要である。

なぜ重要か
新機能をひとつずつ追いかけるよりも、こうした場で示される「これから半年の方向性」のほうが、自社の投資判断には効く。会場には同じように導入を検討している経営者も集まる。

打ち手
参加するかどうかは今日のうちに決めて、するなら登録まで済ませてしまうのがよい。9月25日は3週間後で、遠方から移動や宿泊を押さえるならぎりぎりの時期である。
特設サイト:https://events.zoho.jp/zoholics2026

3. 検索・広告:新しい変動は起きていない

Googleの公式の稼働状況ページを確認したところ、検索順位に関わる直近の更新は8月18日に始まった迷惑サイト対策の更新(約2日16時間で完了)が最後で、それ以降、新しい更新は出ていない。大きな順位変動が起きている時期ではない、ということである。
今週になって順位や問い合わせ数が落ちている場合、原因は検索エンジン側ではなく、自社サイト側か季節要因の可能性が高いと見るのが妥当だ。検索アルゴリズムのせいにする前に、自社サイトの変更履歴と前年同月の数字を先に見たほうが早い。
確認先:https://status.search.google.com/summary

4. 顧客管理ソフトの市場:本日は大きな動きなし

主要な提供各社について、直近2日間で、経営判断に関わるような発表(価格改定、提供終了、大型の機能追加など)は見つからなかった。無理に書ける材料はない。

今日打てる手、この3つ

  1. 補助金の第5次(9月29日締め切り)に乗せるものを絞り込む。 検討中の案件について「使うか使わないか」だけを今週中に決める。期日があって金額に直結するので、これが最優先である。
  2. 9月25日のZohoのイベントに参加するかを決め、するなら今日登録する。 迷ったまま放置すると、そのまま流れる。
  3. 更新された公募要領(8月28日版)に差し替える。 古い手引きのまま準備を進めていると、書類の作り直しになる。

今朝は外の環境に大きな変化がない。こういう日は情報を追うより、期日のあるものを片付けるほうが効く。上の1だけでも今日中に済ませておきたい。

情報源

不安を煽らないと売れないのか。人見知りの社長への答え

私は、煽る営業が好きではありません。

「今やらないと損しますよ」「他社はもう始めています」——ああいう言い方を、自分ではしたくない。

でも、そう言われないと動けない人がいるのも事実

ただ、正直に言うと、迷いはありました。実際に、そう言われないと動けない人がいるからです。

こちらがどれだけ丁寧に説明しても「そのうちやります」で止まる。半年後にまた同じ話をしている。そういう場面を何度も見てきました。

だから私は長いこと、この問いを持っていました。煽らないと売れないのか。

自分の買い物を観察してわかったこと

先日、休みの日に自分の買い物を観察していて、答えらしきものが出ました。

安いのに買わなかったもの

その日、家族でアウトレットに行きました。結局、何も買っていません。安いことは安い。でも「今ここで買う理由」がなかった。送料を払ってでもネットで買えばいい、と思ってしまいました。

高いのに即決したもの

ところが同じ日の朝、私はナイキのゴルフシューズを血眼になって探して、即決しています。アウトレットの商品より高いのに、です。

誰にも煽られていません。広告も見ていない。期間限定でもない。

では、なぜ即決したのか。

そのシューズの良さを、私はもう知っていたからです。履いたときの感じも、ラウンド後の足の楽さも、全部わかっている。だから「またあれがしたい」とだけ思って、探して、買いました。

人を動かす本体は「恐怖」ではなく「再現したい体験」

ここに答えがありました。

人を動かす本体は、恐怖ではありません。「またあの体験がしたい」という気持ちです。

煽りは、その気持ちがすでにある人の背中を、最後にひと押しするだけのものです。気持ちがない人をいくら押しても、動きません。動いたとしても、あとで恨まれます。

実際にやってみた:見せたのは価格ではなく画面だった

これがわかってから、私は自分の商談を変えました。

先日、ある金属加工の会社との商談で、決裁が止まっていました。

いつもの私なら、ここで押すか、金額を下げます。今回はどちらもしませんでした。

代わりに作ったのが「公開したあと、社内の人が触る更新画面のイメージ」です。ここに写真を入れるとこう出ます。空欄は自動で詰まります。公開日を先に決めて予約もできます——そういう地味な絵です。

見せた瞬間、担当の方の反応が変わりました。

「これはすごくいい」
「私以外が作業する場合も分かりやすい」
「導入予定の日が決まっているなら、今から仕込んでおけますね」

この最後の一言が大事です。もう使っている前提で話し始めている。

止まっていた理由は金額ではありませんでした。「自分以外の人でも、これを回せるのか」という不安です。そして、その不安を消したのは、値引きでも脅しでもなく、使っている場面の絵でした。

そこから話は一気に前に進み、こちらが売り込んでいない別の相談まで先方から出てきました。

売り込まなくても、増えたのです。

煽りをどこに置くか。順番の話

私はこう整理しました。主軸は「良い体験をありありと想像させること」。煽りは最後の一押し。

用意はしておく。でも先に出さない。順番を守れば、ほとんどの場合、出す必要すらありません。

私自身、人見知りです。返品ができない。パリで4時間ユーチューブを見て過ごした。道を聞くよりグーグルマップを開く。そういう人間です。

その私が2003年に横浜で独立して月商8万円、2週間で1件も受注できず、そこから10日間、840円の投資で16社・64万円の受注をつくりました。押したからではありません。相手が「これなら自分にもできそうだ」と思える形にして見せたからです。

今日からできる一歩:自社の「また体験したいこと」を1つ書き出す

自社のサービスについて「お客さまがまた体験したくなること」を、1つだけ書き出してください。

機能でも実績でもありません。導入したあと、お客さまの毎日の中で「これ、楽だな」と感じる瞬間です。

それが書けたら、次の商談で、その瞬間を絵か言葉で見せてください。

煽らなくていい。想像してもらえれば、それが買う理由になります。

2026-09-03 今朝の動向メモ|補助金の締切まであと26日

毎朝の情報整理メモです。

今朝は、新しいニュースという意味ではほとんど動きがありませんでした。そのぶん、すでに日付が決まっている補助金の話を先に書きます。読み飛ばさないでいただきたいのはここだけです。

1. 補助金・制度(今日いちばん急ぐ話)

デジタル化・AI導入補助金:次の締切は9月29日(火)17時

何が変わったか:制度そのものに新しい変更はありません。変わったのは残り時間です。次の締切は2026年9月29日(火)17時で、本日から数えて26日。交付決定は11月9日(月)の予定と公表されています。

なぜ重要か:この補助金は「思い立ってから申請」では間に合わないタイプです。申請には国のIDである「GビズIDプライム」が必要ですが、公式サイトによれば、審査にかかる時間はオンライン申請で最短即日、書類を郵送する申請では最大1か月とされています。つまり、まだIDを持っていない会社が郵送で申請した場合、9月29日には間に合わない可能性があります。

打ち手:今週中に、対象になりそうなお客様を一覧にして、電話で「GビズIDプライムをお持ちですか」の一言だけ確認する。持っていなければ、オンライン申請を案内する。ここが最初の関門で、ここさえ抜ければあとは進みます。

締切・金額・要件は変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認ください。
公式:https://it-shien.smrj.go.jp/schedule/
GビズID:https://gbiz-id.go.jp/top/apply/account_select.html

省力化投資補助金(一般型)第8回:9月中旬受付開始、10月中旬締切

何が変わったか:中小企業庁が8月18日に、第8回の公募について「9月中旬に申請受付開始、10月中旬に申請締切、採択発表は2027年2月上旬の予定」と公表しました。具体的な日付はまだ確定していません。

なぜ重要か:受付開始から締切までがおよそ1か月しかない見込みです。始まってから準備を始めると、まず間に合いません。

打ち手:今の段階で「この会社なら出せそうだ」という当たりだけつけておく。書類を作るのはまだ早いですが、候補を挙げておくかどうかで9月中旬の動き出しがまったく変わります。

公式:https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/kobo/2026/260818001.html(詳細は公式スケジュールページで更新されます。変更されることがあるため公式でご確認ください)

そのほか、10月に締切があるもの

中小機構がまとめている一覧によると、新事業進出・ものづくり補助金の第1回が2026年10月30日(金)締切、小規模事業者持続化補助金(共同・協業型)の第3回が2026年9月30日(水)17時締切と記載されています。自社で使う予定がなくても、お客様との会話の材料にはなります。

一覧:https://seisansei.smrj.go.jp/subsidy_info/schedule.html(変更されることがあるため公式でご確認ください)

2. Zoho関連

本日は大きな動きなしです。ゾーホージャパンの公式プレスリリースは8月6日が最新で、新機能や価格の変更に関する新しい発表は確認できませんでした。

ただし、日付が決まっているものが一つあります。年次イベント「ZOHOLICS Japan 2026」が9月25日(金)10時から19時、東京駅前のJPタワー(KITTE)で開かれます。参加は無料、会場定員700名で、オンライン配信もあります。

なぜ重要か:無料で定員があるものは、埋まってから気づくのがいちばんもったいない。

打ち手:自分の分を先に登録し、そのうえで「一緒にどうですか」と声をかけたいお客様を3社ほど選ぶ。導入検討中のお客様を連れて行くと、こちらが100回説明するより早く話が進みます。

公式発表:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000101685.html

3. 検索・SEO

本日は大きな動きなしです。Googleが公式に公開している更新履歴では、8月18日に始まったスパム対策の更新が最後で、現在進行中の順位変動の更新はありません。

逆に言うと、いまお客様のサイトの順位が大きく動いているとしたら、Googleの更新以外に原因があるということです。サイト側の変更、季節要因、あるいは競合の動き。「アップデートのせいですね」で片づけない方がいい時期です。

公式:Google検索ランキング更新履歴

4. CRM・マーケティング自動化ツールの市場

本日は大きな動きなしです。主要各社について、直近1〜2日で経営判断に関わるような発表は見つかりませんでした。無理に載せる材料がないので、ここは空欄のままにしておきます。

今日やるなら、この3つ

  1. 補助金の対象になりそうなお客様を一覧にして、GビズIDの有無を電話で確認する。9月29日まで26日。今日やる価値がいちばん高いのはこれです。
  2. ZOHOLICS(9月25日)に自分の分を登録し、誘うお客様を3社選ぶ。10分で終わります。
  3. 省力化投資補助金の第8回に出せそうな候補を、頭の中でいいので3社挙げておく。9月中旬に受付が始まったとき、すぐ動けます。

正直なところ

今朝は新しい情報がほとんどありません。こういう日に情報収集を続けても、得るものはありません。すでに日付が決まっている補助金に、今日の時間を使うべきです。

もう一つ、厳しい見方を書いておきます。9月29日まで26日ありますが、営業が一人しかいない体制で、書類の準備期間を引くと、声をかけて回れるのは実質2週間程度です。「まだ26日ある」と考えると、たいてい間に合いません。今日か明日、リストを作るところまで進めるかどうかが分かれ目です。

情報源

2026-09-02 今朝の動向メモ|補助金締切まで4週間

毎朝の情報整理メモです。

今朝の結論を先に書きます。検索や広告の仕組みそのものには、この1〜2日で大きな変化はありませんでした。動きがあるのは、金額と期日がはっきり決まっている補助金まわりです。中小企業の経営者として今日時間を使う価値があるのは、そちらです。

1. デジタル化・AI導入補助金2026 ― 1次締切は9月29日(火)17:00

何が変わったか

制度の中身が変わったという発表はありません。ただし公式サイトの「通常枠」ページに載っている公募要領の更新日が2026年8月28日になっています。すでに手元に公募要領をダウンロードしている場合は、最新版を取り直しておいたほうが安全です。あわせて8月28日付で「スマートレジシステムの導入にもこの補助金が使えます」という案内が出ています。

そして何より、1次締切の9月29日(火)17時まで、残り4週間を切りました。交付決定は11月9日(月)予定です。

なぜ重要か

この補助金は、ソフトウェアの購入費だけでなく、クラウドの利用料(最大2年分)、導入コンサルティング、導入設定、マニュアル作成、導入研修、保守サポートまでが対象経費に含まれます。つまり「ツールを買う費用」だけでなく「使えるようにするための支援費用」も対象になる、ということです。

項目 内容
補助率 1/2以内(一定の条件を満たす場合は2/3以内)
補助額(1プロセス以上) 5万円以上150万円未満
補助額(4プロセス以上) 150万円以上450万円以下
1次締切 2026年9月29日(火)17:00
交付決定 2026年11月9日(月)予定

顧客側から見ると、同じ導入案件でも実質負担が半分から3分の1で済む計算になります。「予算が」で止まっていた話を、もう一度テーブルに乗せられる時期です。

打ち手

  • 過去に見積もりを出して止まっている先を洗い出し、今日中に「補助金を使うと負担がこれだけ変わります」という一枚を送る。
  • ただし申請には前工程があります。gBizIDプライムの取得、SECURITY ACTIONの自己宣言、IT導入支援事業者と登録済みツールの組み合わせなど、事務手続きだけで数週間かかることがあります。今日から声をかけて9月29日に間に合うかは、正直なところぎりぎりです。間に合わない先には、無理に急がせず次の締切を前提に案内したほうが結果的に喜ばれます。
  • 締切・金額・要件は変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認ください。→ 事業スケジュール通常枠

2. 小規模事業者持続化補助金 第20回 ― 受付は11月5日から

何が変わったか

第20回の申請受付期間が2026年11月5日(木)〜12月15日(火)17:00と公表されています。まだ受付は始まっていません。

なぜ重要か

この補助金は販路開拓が目的なので、ホームページのリニューアル、チラシ、展示会出展といった「集客のための投資」と相性が良い制度です。従業員が少ない先ほど使いやすい。ただし申請には商工会・商工会議所の確認書が必要で、ここが毎回ボトルネックになります。受付開始の11月5日から準備を始めると、まず間に合いません。

打ち手

  • 9月中に「11月に持続化補助金の受付が始まります」と対象になりそうな先へ先に伝えておく。商工会への相談を9〜10月のうちに済ませてもらう。
  • 補助上限額・補助率は公募要領で確認が必要です。変更されることがあるため、必ず公式サイトでご確認ください。→ 小規模事業者持続化補助金(一般型・通常枠)公式サイト

3. ZOHOLICS Japan 2026 ― 9月25日(金)開催、参加費無料

何が変わったか

ゾーホージャパン主催の年次カンファレンスが、2026年9月25日(金)10:00〜19:00、JPタワー ホール&カンファレンス(東京・丸の内)で開催されます。会場定員700人、オンライン配信との併用開催、参加費は無料、事前登録制です。

なぜ重要か

製品の年次アップデートがまとまって出る場なので、ここで発表された内容が、そのまま秋以降の提案材料になります。会場の定員が700人と決まっている以上、直前だと埋まる可能性があります。

打ち手

  • 参加するなら今日登録しておく。→ 特設サイト
  • 顧客のうち、Zohoの活用が止まっている先を数社誘う。自社が説明するより、本家のイベントに一緒に出たほうが話が早いことがあります。

4. 検索・広告 ― 本日は大きな動きなし

Googleの公式ステータスページで確認できる直近の更新は「August 2026 spam update」(8月18日開始・8月21日終了)で、それ以降に新しいランキング更新は出ていません。Google検索の公式ブログも、8月の投稿を最後に更新されていません。

順位が動いたと感じても、今はGoogle側の要因ではない可能性が高いということです。慌てて対策を打つより、自社サイト側の変更履歴を先に確認するほうが確実です。

5. CRM・マーケティング支援ツールの市場 ― 本日は大きな動きなし

ゾーホージャパンの公式プレスリリースは8月6日が最新で、その後の新しい発表はありません。他社についても、この1〜2日で経営判断に影響するような価格改定・仕様変更の一次情報は確認できませんでした。

ツール比較や「AI搭載」をうたう記事は毎日たくさん出ていますが、公式発表の裏が取れないものは、この欄には載せていません。

今日やるなら、この3つ

  1. デジタル化・AI導入補助金の対象になりそうな先を洗い出す(9月29日締切から逆算)。金額と期日が決まっている話が、今日いちばん売上に近い。まず名前を書き出すところまでを今日中に。
  2. ZOHOLICS Japan 2026(9月25日)に登録する。無料で、定員があり、5分で終わります。迷う時間のほうが高くつく。
  3. 持続化補助金(11月5日受付開始)の事前アナウンスを準備する。今日は文面を作るところまで。送るのは今週中で構いません。

補助金の締切・金額・要件は変更されることがあります。実際の申請にあたっては、必ず各制度の公式サイトで最新情報をご確認ください。

情報源

提案書を厚くしても決まらない。変えるべきは「主役」だった

担当者は「良いですね」と言っている。感触も悪くない。なのに、決まらない。

中小企業の社長なら、一度は経験があるはずです。

私は「厚くする」を10年やってきた

私はこの状態を、長いこと「押しが足りない」せいだと思っていました。だから提案書を厚くしてきました。

項目を増やす、根拠を足す、比較表を作る

項目を増やし、根拠を足し、他社との比較表を作る。もっと丁寧に説明すれば伝わるはずだ、と思っていました。

それでも動かないときは、金額を下げていた

これを10年以上やってきました。そして最後はいつも値引きで決まる。決まったのに、なぜか嬉しくない。

提案書の主役を入れ替えた

先日、ある金属加工の会社との商談で、そのやり方が間違っていたことがはっきりしました。

提案書は出していました。見積書も出していました。担当の方の評価も悪くない。でも決裁が止まっていました。

いつもの私なら、ここで説明を足すか、金額を下げます。

見せたのは完成品ではなく「更新画面」

今回はやりませんでした。代わりに作ったのは、「公開したあと、社内の人が触る更新画面のイメージ」です。

ここに写真を入れると、ここにこう出ます。空欄があると自動で詰まります。下書きで保存できます。公開日を先に決めて予約もできます——そういう、地味な絵です。

見せた瞬間、反応が変わりました。

「これはすごくいい」
「更新も分かりやすい項目で分けていただいている」
「私以外が作業する場合も分かりやすい」
「導入予定の日が決まっているなら、今から仕込んでおけますね」

相手が言葉にしていなかった不安に、直接あたった

ここで私はやっと理解しました。

止まっていた理由は金額ではなかった。「自分以外の人でも、これを回せるのか」という不安でした。

そしてこの不安は、一度も口に出されていませんでした。

考えてみれば当然です。担当の方の立場からすると、社内で通したあとに困るのは自分です。作って終わりではない。運用が始まってからのほうが長い。その長い時間を想像したときに不安があるなら、決裁の判子は押せません。

提案書の主役は「これから作るもの」でした。相手が知りたかったのは「使っているところ」でした。

主役を入れ替えたら、話が動きました。決裁は「多分このまま通る」に変わり、しかもこちらが売り込んでいない別の相談まで、先方から自然に出てきました。

なぜ金額を先に下げてはいけないのか

もし私が先に金額を下げていたら、どうなっていたか。おそらく通ったでしょう。でも不安は残ったままです。そして「安くしてくれる会社」という記憶だけが残る。次の案件も値引きから始まります。

「買わない理由」を潰す前に、「使っている自分」を見せる。この順序を守るだけで、値引きの回数は減ります。

もうひとつの例:設定を直す前に運用を直した

同じ順序の話を、もう一件。

ある制作会社で、問い合わせの自動振り分けが動かないという相談がありました。担当の方は、設定画面の条件を何度も直していました。

私が最初にやったのは、条件を直すことではありません。画面を見せてもらうことでした。

すると、手前に原因がありました。全部のメールを控えに入れて転送する運用になっていたため、そもそも条件が成立しない状態だったのです。設定画面をいくら直しても、絶対に動きません。

そこで提案したのは、受信するアドレスを一本にまとめることでした。仕組みの前に、運用の形を直す。

「すっきりしました」と言っていただきました。

ここでも順序です。基本の形を先に作り、細かい例外は後。逆にやると、直しても直しても動かない状態が続きます。

私自身、2003年に横浜で独立して月商8万円、2週間で1件も受注できませんでした。そこから10日間、840円の投資で16社・64万円の受注をつくりました。あのとき効いたのも、立派な提案書ではありません。相手が「これなら自分にもできそうだ」と思える形にして見せたことでした。

今日からできる一歩:提案書の1ページ目を差し替える

提案書の1ページ目を差し替えてください。

今そこにあるのが会社紹介なら、外します。代わりに置くのは、導入したあとの一場面です。誰が、どの画面で、何をするか。手描きの絵でかまいません。

これだけで、相手の頭の中で提案書の主役が入れ替わります。

説明を厚くするのは、そのあとです。

アウトレットで何も買わなかった私が、ゴルフシューズだけ即決した理由

担当者は「良いですね」と言っている。感触も悪くない。なのに、決まらない。

中小企業の社長なら、一度は経験があるはずです。

アウトレットで、私は何も買わなかった

先日、家族で関西のアウトレットに行きました。

結論から言うと、何も買いませんでした。

安いのに、買う理由がなかった

安いことは安い。でも「今ここで買う理由」が見つからなかった。売れ残りが安く並んでいるのかと思っていたら、そうではなく、アウトレット用に企画された一段下のものが安く並んでいる。店によっては量販店と同じ値段でした。

送料を払ってでもネットでいい、と思ってしまった

それで私はこう思いました。送料を払ってでも、ネットで買えばいい。

同じ日、ゴルフシューズは血眼になって探して即決した

ところが同じ日の朝、私は別の買い物をしていました。ナイキのゴルフシューズです。26.5センチ、フリーというモデル。血眼になって探して、見つけた瞬間に比較して、即、買いました。

値段はアウトレットの商品より高い。それでも一瞬で決めました。

違いは値段ではなかった

このシューズの良さを、私はもう知っていたからです。履いたときの感じも、ラウンド後の足の楽さも、全部わかっている。だから「またあの体験がしたい」とだけ思って、探して、買った。

「またあの体験がしたい」だけで人は動く

安いから買ったのではない。同じ体験をもう一度したかったから買った。

自分の見積書を見返して、青くなった

その帰り道、私は自分の見積書のことを考えて、少し青くなりました。

私は毎月、お客さまに見積書を出します。会社の紹介があり、課題の整理があり、やることが並び、金額が入っている。よくできた見積書だと思います。

でも、そこに「今、ここで注文しなければならない理由」は書いてあるか。

ありませんでした。

正直に言えば、私はずっと「良い提案をすれば伝わる」と思っていました。だから提案書を厚くしてきた。項目を増やし、根拠を足し、比較表を作った。それでも返事が来ないときは、最後は金額を下げていた。

順番が逆でした。

提案書ではなく「更新画面」を見せたら、決裁が動いた

先日、ある金属加工の会社との商談で、それがはっきりしました。

止まっていた理由は金額ではなかった

提案書も見積書も出していました。内容にも自信があった。でも決裁が止まっていた。

このとき、私は金額を下げませんでした。代わりに作ったのは、公開したあとに社内の人が触る「更新画面」のイメージです。ここをこう入力すると、こう表示されます、という絵です。

見せた瞬間、担当の方の反応が変わりました。

「これはすごくいい」
「私以外が作業する場合も分かりやすい」
「導入予定の日が決まっているなら、今から仕込んでおけますね」

使っている自分が見えた瞬間、話が前に進む

止まっていた本当の理由は、金額ではなかったのです。「自分以外の人でもこれを回せるのか」という不安でした。誰も口に出していなかった不安です。

更新画面のイメージは、その不安に直接答えました。そして担当の方は、使っている自分を想像し始めた。

そこから話は一気に前に進みました。決裁は「多分このまま通る」に変わり、しかもこちらが売り込んでもいない別の相談まで、先方から出てきました。

なぜ、先に値引きをしてはいけないのか

順序が大事です。

もし私が先に値引きをしていたら、どうなっていたか。おそらく金額は通ったでしょう。でも不安は残ったままです。そして「安くしてくれる会社」という記憶だけが残る。次も値引きから始まります。

「買わない理由」を潰す前に、「使っている自分」を見せる。これが順序です。

ビフォー(現状の問題) 実施(打った手) アフター(結果) なぜその順序にしたか
提案書も見積書も出したのに、決裁が止まっていた。本当に気にされていたのは金額ではなく「自分以外の人でも更新できるか」だった 提案書の説明を厚くするのではなく、公開後に社内の人が触る更新画面のイメージを作って見せた 「これはすごくいい」「私以外が作業する場合も分かりやすい」。決裁は「多分このまま通る」に。売り込んでいない別の相談も先方から出てきた 止まっていた理由が金額ではなかったから、値引きに行かなかった。逆順にすると値引き合戦になり、決まっても利益が残らない

私自身、2003年に横浜で独立して月商8万円、2週間で1件も受注できませんでした。そこから10日間、840円の投資で16社・64万円の受注をつくりました。あのとき効いたのも、値引きでも根性でもありません。相手が「これなら自分にもできそうだ」と思える形にして見せたことでした。

今日からできる一歩:見積書に1ページ足す

では、今日から何をするか。

ひとつだけ提案します。見積書に1ページ足してください。

足すのは、価格の内訳でも実績一覧でもありません。「導入したあと、お客さまの会社の誰が、どの画面で、何をするか」の絵です。手描きでもかまいません。

パンフレットではなく、使っている場面です。買う前の説明ではなく、買ったあとの日常です。

それを見せたとき、相手の目が動いたら、そこが買う理由が生まれた瞬間です。

まとめ:煽らなくていい。想像してもらえればいい

私は「買わないと損しますよ」と脅す売り方が好きではありません。今もそう思っています。ただ、実際にそう言われないと動けない人がいることも事実です。

だから私はこう整理することにしました。主軸は「良い体験を想像させること」。脅しは最後の一押しにすぎない。

順番を間違えなければ、脅す必要はほとんどありません。