毎朝の情報整理メモである。中小企業のWeb集客・顧客管理まわりで、実際に売上や資金に効きそうな動きだけを拾っている。
結論から言うと、今朝は外の環境に新しい動きがない。検索エンジンも顧客管理ソフトの市場も静かだ。ただし、期日のあるものが1件だけ動いている。そこだけ押さえておきたい。
1. 補助金:申請の5回目の締め切りは9月29日(火)17時
何が変わったか
これまで「IT導入補助金」と呼ばれていた制度が、2026年から「デジタル化・AI導入補助金2026」という名前に変わっている。運営は中小機構である。
直近では、8月28日に申請の手引き(公募要領)と申請マニュアルが全ての申請枠で更新され、8月31日にスケジュールのページ、9月2日には申請・決定の件数が更新された。制度そのものが大きく変わったわけではないが、手引きが差し替わっているため、古い版を見ながら準備している場合は注意が必要だ。
なぜ重要か
締め切りが目の前にあり、そのまま金額に直結するからである。今わかっている締め切りは次のとおり。
| 回 | 締め切り |
|---|---|
| 第5次 | 2026年9月29日(火)17:00 |
| 第6次 | 2026年10月30日(金)17:00 |
| 第7次 | 2026年12月1日(火)17:00 |
金額の目安は次のとおりである(通常枠)。
- 補助される額:5万円〜450万円
- 業務プロセス1つ以上なら5万円以上150万円未満、4つ以上なら150万円以上450万円以下
- 補助の割合:原則2分の1以内(一定の賃金要件を満たす場合は3分の2以内)
- 対象になるもの:ソフトの購入費、クラウドの利用料(最大2年分)、導入の相談・設定・保守などの費用
もうひとつ、レジや請求まわりに使えるインボイス枠もある。こちらは小規模な事業者なら最大5分の4まで補助され、対象となる費用は最大350万円。タブレットなどのハードも対象で、下限額がないため小さな導入でも使える。
なお、レジの入れ替え(スマートレジ)については審査で有利になる加点措置がある、という情報もあるが、これは支援サイト側の記事によるもので、公式ページでは確認できなかった(二次情報。未確認)。
打ち手
9月29日に間に合わせるなら、動ける時間は実質あと3週間しかない。顧客管理や請求まわりの入れ替えを検討している会社は、今週中に「補助金を使うか使わないか」だけを決めてしまうのがよい。そこさえ決まれば、書類は間に合う。第6次(10月30日)に回すという判断も、今のうちにしておいたほうが安全である。
補助金の締め切り・金額・要件は変更されることがある。申請前に必ず公式サイトで確認したい。
公式サイト:https://it-shien.smrj.go.jp/
通常枠の詳細:https://it-shien.smrj.go.jp/applicant/subsidy/normal/
レジ導入の支援:https://it-shien.smrj.go.jp/smartregistersystem/
2. Zoho:新しい発表は無し。ただし9月25日に大きな催しがある
何が変わったか
ゾーホージャパンの公式発表を確認したが、直近2日間で新しい機能や価格の変更の発表はない。公式のお知らせは8月6日のものが最新だった。
一方で、年次イベント「ZOHOLICS Japan 2026」が9月25日(金)10:00〜19:00、東京・JPタワー(KITTE)で開かれる。参加費は無料、会場は700人、オンライン配信もある。テーマはAIを使った業務効率化で、事前登録が必要である。
なぜ重要か
新機能をひとつずつ追いかけるよりも、こうした場で示される「これから半年の方向性」のほうが、自社の投資判断には効く。会場には同じように導入を検討している経営者も集まる。
打ち手
参加するかどうかは今日のうちに決めて、するなら登録まで済ませてしまうのがよい。9月25日は3週間後で、遠方から移動や宿泊を押さえるならぎりぎりの時期である。
特設サイト:https://events.zoho.jp/zoholics2026
3. 検索・広告:新しい変動は起きていない
Googleの公式の稼働状況ページを確認したところ、検索順位に関わる直近の更新は8月18日に始まった迷惑サイト対策の更新(約2日16時間で完了)が最後で、それ以降、新しい更新は出ていない。大きな順位変動が起きている時期ではない、ということである。
今週になって順位や問い合わせ数が落ちている場合、原因は検索エンジン側ではなく、自社サイト側か季節要因の可能性が高いと見るのが妥当だ。検索アルゴリズムのせいにする前に、自社サイトの変更履歴と前年同月の数字を先に見たほうが早い。
確認先:https://status.search.google.com/summary
4. 顧客管理ソフトの市場:本日は大きな動きなし
主要な提供各社について、直近2日間で、経営判断に関わるような発表(価格改定、提供終了、大型の機能追加など)は見つからなかった。無理に書ける材料はない。
今日打てる手、この3つ
- 補助金の第5次(9月29日締め切り)に乗せるものを絞り込む。 検討中の案件について「使うか使わないか」だけを今週中に決める。期日があって金額に直結するので、これが最優先である。
- 9月25日のZohoのイベントに参加するかを決め、するなら今日登録する。 迷ったまま放置すると、そのまま流れる。
- 更新された公募要領(8月28日版)に差し替える。 古い手引きのまま準備を進めていると、書類の作り直しになる。
今朝は外の環境に大きな変化がない。こういう日は情報を追うより、期日のあるものを片付けるほうが効く。上の1だけでも今日中に済ませておきたい。
情報源
- デジタル化・AI導入補助金2026 公式サイト(一次情報):https://it-shien.smrj.go.jp/
- 同 通常枠(一次情報):https://it-shien.smrj.go.jp/applicant/subsidy/normal/
- 同 スマートレジ導入支援・締め切り一覧(一次情報):https://it-shien.smrj.go.jp/smartregistersystem/
- 同 事業スケジュール(一次情報):https://it-shien.smrj.go.jp/schedule/
- ゾーホージャパン プレスリリース一覧(一次情報):https://www.zoho.co.jp/press/
- ZOHOLICS Japan 2026 開催告知(一次情報):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000101685.html
- Google 検索の稼働状況(一次情報):https://status.search.google.com/summary
- レジの加点措置に関する記事(二次情報。未確認):https://sogyotecho.jp/news/20260831digital-ai/