昨日のエントリーの続編です。
http://www.kozonohiroyuki.com/2010/10/where-is-a-bottleneck.html
私は先日、ある会社のWeb制作をお断りしました。
理由が明確だったからです。この会社が売上を作るためには大きな問題がありました。
その問題とは何だったのでしょうか?
問題は昨日と同じ営業です。
相談いただいたこの会社は大阪にある中小企業です。
製造業です。
ホームページからの問合せが平均して12件/月くらいあるようです。
広告なしでB2Bで月に12件は決して悪い数字ではありません。
見積件数も10件あったようです。
で、何件受注しているかというと0件です。
0件というと一件も受注できなかったということです。
ホームページのアクセス数(1000件)
↓
ホームページからの問合せ(12件)
↓
見積件数(10件中)
↓
受注件数(0件)
という数日です。
この会社の経営者さんが私に言った事は
『もっとたくさんアクセスを集めれば受注できると思うんです』
でした。
確かにこの経営者さんが言っている事は否定できません。
母数となるアクセス数が1000件なのでもうちょっとサンプル数が欲しいというのが理由です。
しかし、明らかにこの会社のボトルネックは営業ですね?
ここの改善をしなければ増客は見込めません。
こうなると問題は俄然、絞られてきます。
1商品、技術に問題がある。
2納期に問題がある。
3諦めが早い。
このいずれかです。
すぐに改善出来るのは3です。
とにかくもう一回、二回とアプローチして見る事は根本的な改善の前にできます。
これで決まらない場合、2、3に手をつけます。
これは時間がかかるからです。
すぐにできることからやってみるということです。
この会社にとってホームページを使っての集客は見たくない現実だったのです。
ですから私はWeb制作を請けなかった。
という極めて分かりやすい話です。