私は、魚釣りが好きです。
大学3年の時に年間252日、魚釣りに興じ、親に学費を止められ
大学を除籍になりました。
24時間釣り番組をやっている「釣りビジョン」は当然のように契約済み。
釣りに行くのは年に2回ほどですが、釣り具屋には月に2回は行きます。
まあ、それほどに魚釣りが好きなわけです。
ですから、釣り具には尋常ならない興味を持っています。
私が釣りを始めたのは94年です。
この18年間もの間に「釣り具」はすさまじい進歩を遂げています。
例えばリール。
リールの重量は半分程になっています。
軽くなったばかりでなく、糸ヨレなどのトラブルも激減しています。
各メーカーが熾烈を極める競争をしているからです。
このメーカー間の競争も釣り好きの楽しみのひとつです。
2強であるシマノ、グローブライド(旧ダイワ精工)がその中心です。
この後、国内勢としてエバーグリーン、ティムコ(JASDAQ)。
さらに世界最大の釣り具メーカーであるピュアフィッシングと続くわけです。
また、新参メーカーが参入しては消え、また新しい者が参入してくる、
という歴史もあります。
私は、これらの歴史を2005年から定点観測しています。
フィッシングショーOSAKAというイベントで、です。
一般公開日である土日ではなく、小売り、関係者だけに公開される業者日に
参加するようにしています。
私は小売業者を名乗り参加するわけです。(笑)
これらを見るとトレンドを生み出す会社や、トレンドに対応してくる会社、
乗り切れない会社、逆張りをする会社などの構図がはっきりと
して見てとれるのでとても楽しいです。
競技者、プロたちもブースにいるので彼らの栄枯盛衰が見て取れます。
また、メーカー、卸、小売店の利益構造の中で誰が裕福なのかがすぐに分かります。
歴史と共に何が変わり、何が変わらないのかを見るには
定点観測することが、一番だと私は思っています。
そんなこともあり、今年も参加しました。
今年は例年に比べて、話題の少ない様子。
目玉となるテクニック、釣り具などがない時が一番の見物です。
世界ナンバーワンの釣り具メーカーであるピュアフィッシングは本イベントから撤退。
北米市場が良くないのだろうか?
などと考えてしまいます。
ポジショニングの勉強をするにはこのようなイベントを定点観測すると
最適だと思います。
では、興味ある人もない人も今年の写真にお付き合いください。
ラッキークラフトブースには、米国トップクラスのバスプロ、スキート・リース氏が。
今年こそ悲劇をバネにアングラーオブザイヤーを獲得して欲しい。
— 場所: ラッキークラフトブース
バスプロ界の帝王「今江克隆氏」を発見。人気、実力共に日本トップ。
ファンを大事にする求道者。若手との競争は今年も見物。
— 場所: エバーグリーンブース
— 場所: エバーグリーンブース
— 場所: エバーグリーンブース
日大チャートリュースからダイワ精工入り、その後ジャッカルを立ち上げる。
近年はシマノとの提携、北米進出など積極的な経営を見せる。
— 場所: ジャッカルブース
伝授する熱心さ。氏はメディアで見るとは別人で「現場で売る」ということに熱心。
とても好感を持っています。
— 場所: シマノブース
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